急に冷え込む奈良。令和最初の正倉院展も今週(14日)までとなりました。年々秋は短くなっても照葉が麗しく鹿の「キョーン」という寂しい鳴き声がこだまする春日野です。

本日は八代(髙田焼)の俵茶碗をアップしました。俵茶碗といえば萩焼の代名詞のようなものですが、造形の愛らしさに加え縁起のよい形ですので、細川の殿様の眼に留まり写されたのでしょう。椿の象嵌や吸付くような手取りも嬉しく、これからの季節に真向きな一碗です。

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奈良は風が強くなってきました。遥か太平洋上にあって、この状態。どうぞ皆様、今週末はお気をつけてお過ごし下さい。

本日は古瀬戸瓶子の陶片をアップしました。印花も丁寧で、何といっても窯変した釉色がめちゃくちゃ綺麗。これが完品であれば文化財指定品になってもおかしくなく、800〜1,000万円の値がついていても納得できるレベルです。やはり古材が似合います。普段のなげいれを格調高くしてくれそうです。

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関西は思いのほか残暑厳しく、今頃になって汗を拭く毎日です。しかし来週からはぐっと気温が下がるとの報。錦秋はすぐ目の前、今月26日からは正倉院展が始まります。

本日は古唐津茶碗(小山富士夫識箱)をアップしました。何のてらいもない無地唐津茶碗ですが、非常に綺麗で見込みも広く日々の茶には適しています。先生の箱書も嬉しく、飽きずにお使いいただける一碗かと思います。

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澄み切った空。飛行機がドローイングを始めたようです。

本日は古信楽踞(うずくまる)をアップしました。老人が踞っているように見えることから、花生に使える小さな信楽壷をそのように呼びはじめました。花映りがよいのは云うまでもありませんが、何よりサイズよく景色も素晴らしいのは滅多に市場へ出てきません。一生涯愛せる信楽と思います。

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天高く、二枚に開いた鰯雲。「今夜は炊き込み御飯よ」と涼しい声が聴こえてきそうな澄み切った空は。

本日は古清水花生をアップしました。ブログ執筆の途上で売約となってしまいましたが、愛らしいデザインですので是非ご覧下さい。

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南方から到来する水蒸気の塊のせいで、残暑きびしき奈良。ツクツクホウシに秋の便りを認めれば、心は食欲に支配されるダメ人間は私です。

本日は藍九谷双鶉文皿をアップしました。可愛い鶉が二羽、余白を生かして佇んだ図柄は、まさに倭人のための器。使ってよし飾ってよし。「この皿、昔は高かったな〜」と惚ける風情は秋近し。

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短い梅雨が終わりました。しかし奈良の昨日の雨は凄かった。バケツ雨が1時間以上にわたって降り、奈良公園も池の様相。濁流を車で走らせるのがこんなに恐いことだと思い知りました。明日も紀伊半島は台風直撃。昔のしとしと雨がなんだか懐かしい、のは私だけでしょうか。

本日は古染付分銅形茶碗をアップしました。古唐津や織部等ではお馴染みの分銅形ですが、古染付では初めてです。四方に描かれた獅子もぴょんぴょん跳ね回り、楽しいことこの上ない一碗です。見込が楕円ですので茶筅とうじには工夫が必要ですが、茶筅は普通に振れます。「ちょっと変化球」的な薄茶茶碗ですが、愛らしくオススメです。

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明日は定休日、明後日10日(水)は臨時休業を頂戴します。関西は梅雨の中休み、といった風情ですが随分と涼しい小暑でちょっと戸惑ってしまいます。身体はラクでいいのですが秋収穫の農作物が心配です、、。

本日は織部筒向付をアップしました。釉調や模様から判断するに元屋敷でしょうか。口縁内側の窯変が少し剥落していますので恐らく古い窯跡発掘だと思いますが、全体に釉がツヤツヤで伝世といわれても納得しそうなくらい綺麗です。比較的小さなサイズですから日々の茶や酒にももってこいです。

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むっちりとした湿り気を含んだ、重い空気が支配する寧楽の夏がはじまりました。九州方面では既に大変な降雨量とのこと、何事もないことを祈るばかりです。

本日は古瀬戸佛花器をアップしました。鎌倉期の緊張感はありませんが、花映りのよい佛花器です。灰釉の剥落こそありますが嬉しいことに無瑕完好。小さな寺院古材を敷いて、野花を一輪。そんなシチュエーションが似合いそうです。

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奈良では花吹雪に花筏。春は次のステップへと移った模様です。昨日は信楽のミホ・ミュージアムで龍光院伝来の道具を拝見してきました。曜変天目は大変な混みようで落ち着いて拝見できませんでしたが、津田宗及の茶杓や龍光院井戸に思いのほか打たれました。5/19まで開催されております。

本日は信楽入隅鉢をアップしました。織部の影響を受けた遠州時代の作品ですが、ゴリッとした造形感覚には「信楽らしさ」に溢れており料理や菓子を選ばず映えると思います。見込の干割れ(窯瑕)もかっこいい一品です。

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