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さやさやと優しい春の雨が、桜の謳歌をそっと包み込んでおります。ミスター・ウェットと賞賛された奈良を代表する写真家、入江泰吉は万葉集に学び花を撮り続けた巨人でしたが、露に濡れる葉や石を見つめていると、本来的に日本の美は湿り気とは無関係ではおれない、ということがよくわかります。茶室へと続く路地の清らかさ、拭き清められた茶碗の息づかい。年中「ファイン」を尊ぶ西洋式では、喉が渇いて苦しそう。

今日は乾山の草文茶碗をアップしました。蔓草文の意匠のモダンさは既に200年以上前に構築した乾山窯の目線の高さを感じさせます。薄茶の映りも申し分なく、日本人に生まれたことを誇りに思える美しい茶碗です。

御売約

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奈良は冬枯れの様相です。明日からは雪の予報。春直前、最後の寒波が猛威を振るい、いじいじとつま先を脅かします。足下の温風機が故障すれば、きっと私の足首は溶けてなくなってしまうことでしょう。

今日は目にも温かな弥生土器の壺をアップしました。全身、見事な茜色。「これこそが日本の色だよな。」と膝を打ち乍ら、風流の欠片もない米麺のスープを飲み干した午後3時。眼前の朱い玉が消え去るのは惜しい気持ちで一杯ですが、皆様からのアクセスをお待ち申し上げております。

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仕事初めから2日目、来週の土曜日から始まる展示会へ向けて準備をしておりますが、梱包作業って本当に大変ですよね。大きさを合わせて箱を細工したり、どのようにクッションさせるか等々。そういえば先日の韓国で郵便局に立ち寄った際、梱包のプロに出くわし暫し唖然。みるみると内容物に合わせて箱ができ上がり、ものの5分で完璧な梱包が完了。これこそ職人ワザ!と拍手を送りそうになりました。

さて本日は古八代の筒茶碗をアップしました。高麗青磁の狂言袴をそのまま写した珍なる茶碗です。伝世品で膚もつややか。少し贅沢ですが、毎日の湯呑み茶碗としても良いでしょう。

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お知らせが遅くなりましたが、八代の鉄釉筒杯麦藁の鳥餌入れ(瀬戸)をアップしました。八代筒杯は写真よりももう少し明るい印象で、時節の燗酒にもってこい。瀬戸の鳥餌入れは麦藁手の愛らしさ、杯に見立てられるのも魅力です。

何れも手頃なアイテムですが、価格以上にご満足いただけるものと思います。

八代筒杯はご売約

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11月に入ったとたん、暖かな(暑い)日和が続き面を喰らっておりましたが、ようやく初冬らしくなってきました。正倉院展は毎日大盛況、週末の午後は平均2時間待ちでしょうか。せっかく宝物を見る前に嫌になってしまいますね。

さて本日は絵志野の筒向付をアップしましたので御覧下さい。蒔絵の直しがあり瑕も散見されますが、本歌志野の魅力が堪能できる逸品です。

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奈良コクハクの『醍醐寺展』も終了し、いよいよ正倉院展の予告看板が掲げられました。会期中は1年のうち、古美術ファンで街が埋め尽くされる(過言ぎみ)ので、当店も一番来客数の多い時期でもあります。今年は展示物も例年と比して多いと聞きますので、タイミングが合うようでしたらぜひ奈良にお越し下さいませ(この時期は京ハク平成知新館のリニューアル記念展『京へのいざない』もまだ開催中ですので、国宝の数々を一時にご覧いただけるチャンスでもあります)。

さて本日は古瀬戸の合子をアップしましたのでご高覧下さい。古瀬戸のイメージは男性的、というのが一般的であろかと思うのですが、この合子は極めて女性的です。それは蓮の蕾のような形状、艶やかな釉の上がりと爽やかな色味も手伝ってのことでしょう。どうにも抗し難い魅力に溢れた合子です。

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今年は中秋のお月様も見納め、加速度的に季節が進みそうな予感が。「過ぎ去った日は取り戻せないのよ」そう、後ろは振り向かないよ。と、前に向き直ると、年明けまであと二ヶ月と少し。今朝の明け頃、気温は15℃なり。

今日は朝鮮唐津の徳利をアップしました。一合に満たない小さな体(なり)ではありますが、古老の枯淡と十代の爽やかさを併せ持つ不思議な容貌も◎。一献、または理由もなく卓上に乗せたくなる徳利です。

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昼間はまだ汗ばむけれど、朝はツクツクホーシの音色が耳に心地よい奈良盆地。アー夏が終わる、と考えるたび秋への期待感と切なさが胸に迫ります。皆様の土地ではどのような夏の終わりを迎えているのでしょうか。

今日は希有な在銘の白丹波盃をアップしました。「たなか」銘のある白丹波は非常に珍しいものですが、薄い器体や上質なエンゴベなど使って納得の一品です。どうぞご高覧下さい。

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本日は金銅の古鈴輪線文の巾筒をアップしました。古鈴は緑青が綺麗で、振ると良い音が響きます。輪線文の巾筒は洒落た意匠。仕覆は対馬麻の間道で作っていただきました。どちらも愛らしい小さきものです。

双方とも御売約

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fufufufu.comに絵瀬戸の陶筥をアップしました。乾山のような洒落た意匠、向付ならずとも色々楽しめそうです。蓋をとって升酒器としても。

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