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古伊万里の横縞文猪口をアップしました。シンプルな横縞文は舶来の裂の模様をヒントに創造されたといいます(焼物では織部の筒向付あたりから登場しますね)。本来は向付の一種だった「猪口」は後年「蕎麦猪口」として人気を博すわけですが、創世期のものには力が漲っております。数の少なさ故、近年はすっかり市場から姿を消してしまった「古伊万里の」横縞文猪口。この機会に是非どうぞ。

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花の話題が途切れる頃、ドクダミの花が一斉に天を仰ぎ、いよいよ夏の入り。前途、湿気た匂いがふわりと漂い、天の水にうれしさかなしさが綯い交ぜる。あぁ、梅雨かと雲間を見上げると、軒には「天晴」と蜘蛛が巣作りに忙しい。

本日は唐津の片口盃をアップしました。機織の油差しだった小さな片口は、何時しか数奇者により盃に出世しました。吞みにくいのでは、と考える貴方。是非お試しを。

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さやさやと優しい春の雨が、桜の謳歌をそっと包み込んでおります。ミスター・ウェットと賞賛された奈良を代表する写真家、入江泰吉は万葉集に学び花を撮り続けた巨人でしたが、露に濡れる葉や石を見つめていると、本来的に日本の美は湿り気とは無関係ではおれない、ということがよくわかります。茶室へと続く路地の清らかさ、拭き清められた茶碗の息づかい。年中「ファイン」を尊ぶ西洋式では、喉が渇いて苦しそう。

今日は乾山の草文茶碗をアップしました。蔓草文の意匠のモダンさは既に200年以上前に構築した乾山窯の目線の高さを感じさせます。薄茶の映りも申し分なく、日本人に生まれたことを誇りに思える美しい茶碗です。

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奈良は冬枯れの様相です。明日からは雪の予報。春直前、最後の寒波が猛威を振るい、いじいじとつま先を脅かします。足下の温風機が故障すれば、きっと私の足首は溶けてなくなってしまうことでしょう。

今日は目にも温かな弥生土器の壺をアップしました。全身、見事な茜色。「これこそが日本の色だよな。」と膝を打ち乍ら、風流の欠片もない米麺のスープを飲み干した午後3時。眼前の朱い玉が消え去るのは惜しい気持ちで一杯ですが、皆様からのアクセスをお待ち申し上げております。

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仕事初めから2日目、来週の土曜日から始まる展示会へ向けて準備をしておりますが、梱包作業って本当に大変ですよね。大きさを合わせて箱を細工したり、どのようにクッションさせるか等々。そういえば先日の韓国で郵便局に立ち寄った際、梱包のプロに出くわし暫し唖然。みるみると内容物に合わせて箱ができ上がり、ものの5分で完璧な梱包が完了。これこそ職人ワザ!と拍手を送りそうになりました。

さて本日は古八代の筒茶碗をアップしました。高麗青磁の狂言袴をそのまま写した珍なる茶碗です。伝世品で膚もつややか。少し贅沢ですが、毎日の湯呑み茶碗としても良いでしょう。

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お知らせが遅くなりましたが、八代の鉄釉筒杯麦藁の鳥餌入れ(瀬戸)をアップしました。八代筒杯は写真よりももう少し明るい印象で、時節の燗酒にもってこい。瀬戸の鳥餌入れは麦藁手の愛らしさ、杯に見立てられるのも魅力です。

何れも手頃なアイテムですが、価格以上にご満足いただけるものと思います。

八代筒杯はご売約

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11月に入ったとたん、暖かな(暑い)日和が続き面を喰らっておりましたが、ようやく初冬らしくなってきました。正倉院展は毎日大盛況、週末の午後は平均2時間待ちでしょうか。せっかく宝物を見る前に嫌になってしまいますね。

さて本日は絵志野の筒向付をアップしましたので御覧下さい。蒔絵の直しがあり瑕も散見されますが、本歌志野の魅力が堪能できる逸品です。

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奈良コクハクの『醍醐寺展』も終了し、いよいよ正倉院展の予告看板が掲げられました。会期中は1年のうち、古美術ファンで街が埋め尽くされる(過言ぎみ)ので、当店も一番来客数の多い時期でもあります。今年は展示物も例年と比して多いと聞きますので、タイミングが合うようでしたらぜひ奈良にお越し下さいませ(この時期は京ハク平成知新館のリニューアル記念展『京へのいざない』もまだ開催中ですので、国宝の数々を一時にご覧いただけるチャンスでもあります)。

さて本日は古瀬戸の合子をアップしましたのでご高覧下さい。古瀬戸のイメージは男性的、というのが一般的であろかと思うのですが、この合子は極めて女性的です。それは蓮の蕾のような形状、艶やかな釉の上がりと爽やかな色味も手伝ってのことでしょう。どうにも抗し難い魅力に溢れた合子です。

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今年は中秋のお月様も見納め、加速度的に季節が進みそうな予感が。「過ぎ去った日は取り戻せないのよ」そう、後ろは振り向かないよ。と、前に向き直ると、年明けまであと二ヶ月と少し。今朝の明け頃、気温は15℃なり。

今日は朝鮮唐津の徳利をアップしました。一合に満たない小さな体(なり)ではありますが、古老の枯淡と十代の爽やかさを併せ持つ不思議な容貌も◎。一献、または理由もなく卓上に乗せたくなる徳利です。

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昼間はまだ汗ばむけれど、朝はツクツクホーシの音色が耳に心地よい奈良盆地。アー夏が終わる、と考えるたび秋への期待感と切なさが胸に迫ります。皆様の土地ではどのような夏の終わりを迎えているのでしょうか。

今日は希有な在銘の白丹波盃をアップしました。「たなか」銘のある白丹波は非常に珍しいものですが、薄い器体や上質なエンゴベなど使って納得の一品です。どうぞご高覧下さい。

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