_DSC0006

店の窓からみえる老桜の葉が色づき始めました。ここから年の瀬まではまるでジェットコースター。心せねばなりません。

本日は菊蒔絵錫縁香合をアップしました。菊と秋草が香わしい、枯淡の香合です。名残の炭手前はもちろんですが、小さな作行には通年愛したくなる風情が漂います。近頃「一目置ける」錫縁香合には出会えなくなりました。この機会にどうぞ。

sold

_DSC0003

9月の最後に朝鮮時代の響銅薬匙をアップしました。高麗の響銅(砂張)製匙は比較的数も遺っておりますが、朝鮮時代の旧い匙は珍しいと思います。その優美なデザインは手に取るだけで多幸感に包まれますが、茶箱(籠)用の茶杓として生かしてみるのも楽しいでしょう。

sold

_DSC0005

天高く我肥ゆる。でも美味しいんですよ、御飯が。酒もいわずもがな、です。前向きには冬支度ですが明らかに食べ過ぎですね。

本日は古赤絵小碗をアップしました。かつて宋赤絵と呼ばれたこの手の作品。圧倒的に皿鉢が多い中、酒器や茶箱に使えるサイズの碗が希少です。しかも膚が象牙色、よく呑んでます。これからの季節、土色(土もの)の中に咲く一輪の花として食卓に如何でしょうか。

sold

_DSC0005

早くも金木犀の薫りです。残夏と初秋の間にある光線には心を乱しうる「なにか虚ろなもの」が介在しているように思いますが、その正体を未だつかめないまま今年も秋へと突入してしまいました。風の具合に敏感だった頃の日本人に想いを馳せつつ、今日も秋の恵みをいただきます。

本日は信楽入隅鉢をアップしました。古信楽のような窯中の自然釉にたよらず、明確な意図をもって製作された茶陶信楽の佳品です。先人が取り上げた名物手には遠く及びませんが、それでも信楽の持つ素朴と豪放を内包しながら茶席の器物として輝きをはなっております。当期には魚(とと)の焼き物、春夏には瑞々しいもの、と一器多用できるのもポイント。

_DSC0008

昨年から秋の訪れが早くなった気がします。まだ油断はなりませんが「ストン」と夜が涼しくなる感じは子供の頃の夏のようでどこか懐かしい。今迄の厳しい残暑はなんだったの?という感じですが、嬉しいことです。

本日は織部の蓋物をアップしました。本歌に補作した「コラボ作品」が好きなのですが、これは蓋が織部の桃山本歌、樂家九代の了入が身を補作しております。昔日のよい品を大事にする心が嬉しいですね。桃山伝世の織部の蓋だけでも希少です。

sold

_DSC0009

暑中お見舞い申し上げます。側溝の水で脚を冷やす「鹿の冷足」は奈良の風物詩となりつつあります。

本日は志野織部の振出をアップしました。織部の徳利をそのまま短形にしたような愛らしさが信条ですが、鉄絵も豪快でこなれておりミニチュア愛好家には堪らない品ではないでしょうか。頸の呼びは残念ですが色味がよく合っており少なくとも違和感はありません。香煎容れ、一輪挿しとしてもお楽しみいただけます。

sold

_DSC0002

今週初めは韓国はソウルへ出張でした。蒸し暑さも最高潮。体のために?辛いもの、甘いもの、酸っぱいものをたらふく食べた後は冷風の効いた国立中央博物館で眼福。佳い3日間でありました。

本日は古染付の花虫文四方向付をアップしました。古染付は明時代末期の極短い期間に製作されたものですが、案外細かい編年が存在します。無論、後になる方がボディに力感がなくなり、筆も呉須も甘く、見所の虫喰いまで貧弱になっていきます。本品は注文手の厚手作品が作られた盛期のものでボディの力感や筆致等が申し分なく、比較的大きさもありますので薄茶の菓子皿としてもお使いいただけると思います。

sold

_DSC0010

青花の会骨董祭も幕引き、ぼうとしてたらもう6月後半です。カラカラの様相を呈した奈良に必要なのは、恵みの露と知性なのかも知れません。なんちゃって。

本日は薄瑠璃瓢徳利をアップしました。清時代初期の作品だけあって気品と柔らかさが同居し、日本人の心の襞にもすっと馴染んでくれそうです。徳利、としましたが涼しげな色の金平糖を容れて振出としても生きるでしょう。千変万化する薄瑠璃色は見飽きることがありません。

sold

_DSC0007

5月5日、こどもの日。雲間に鯉が泳ぎ、非常に気持ちよい奈良の空です。例年よりも人通りが多く、鹿も目を丸くしているのではないでしょうか。

本日は古染付の松竹梅図筒茶碗をアップしました。時節柄、竹を正面に撮影しましたが、季節に応じて正面を決めることができるのも本碗の魅力です。膚のアガリや釉の発色が理想的で「いつかは厚手の古染付茶碗を」とお思いの方にもオススメできます。掌にすっぽりと収まる絶妙なサイズ、早春から晩秋まで広くカバーしてくれる懐の広さが魅力の佳碗です。数奇者愛慕の桐箱に一閑貼の挽家も附属。

sold

_DSC0007

新緑が目に眩しい時節です。膝におべんと、が似合うのは秋よりもこの頃でしょう。みんな仲良く、平和が一番。

本日は唐物香合(永楽作青磁蓋補)をアップしました。唐物茶入と同じ頃製作されたと思しき小壺に京都の陶芸家、永楽家が蓋を補った愛らしい香合です。この渋い壺に蓮を象った青磁を合わせたところが数奇者の遊びを感じさせて微笑ましい限り。極メも附属、筋のよいお品です。

sold