先日よりお知らせしております「香合展」の出品作品を掲載した小冊子が完成しました。当店で茶道具を中心にお買い物していただいているお客様には今月末までにはお手許にお届けできるかと思います。250部しか印刷しておりませんので残部がほとんど無いのですが、先着30部を御希望の方にお送り致しますので、御希望の方はお名前と郵便番号、御住所を画面下の問い合わせフォームよりお知らせ下さい。先着順となりますのでお早めにどうぞ。

配布予定冊数に達しましたので締め切らせていただきました。多数のお問い合せありがとうございました。

香合展 出品作②

染付栄螺香合(17世紀/高 50mm)

これからの季節に相応しい、栄螺を象った香合。写真ではわかりにくいですが、ちゃんと巻貝状になっています。恐らく如心齋(表千家七代目)あたりから陶磁器の香合=炉、木地の香合=風炉という形式ができあがり、今では常道と化してはおりますが更に遡れば陶磁器/木地の区別なく使用していたのです。よって、この栄螺香合も夏の朝茶事に、、と想いつつも招客からはツッコミが入るのでしょうねぇ。青花の会骨董祭に出品します。

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香合展 出品作①

染付牧童香合(17世紀/幅 70mm)

本日より青花の会骨董祭にて開催する『香合 ―形物を中心に ― 』展の出品作を順次公開してゆきます。初回は何とも愛らしい「染付牧童香合」です。江戸末期に編纂された形物香合番付では番付外ではありますが、数は少なく形物香合の魅力を余すところなく伝えてくれそうです。恍けた牛の表情や豆男のごとき牧童。ぜひ実物を御覧下さい。古染付ファンはノックアウトされるはず。

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奈良では花吹雪に花筏。春は次のステップへと移った模様です。昨日は信楽のミホ・ミュージアムで龍光院伝来の道具を拝見してきました。曜変天目は大変な混みようで落ち着いて拝見できませんでしたが、津田宗及の茶杓や龍光院井戸に思いのほか打たれました。5/19まで開催されております。

本日は信楽入隅鉢をアップしました。織部の影響を受けた遠州時代の作品ですが、ゴリッとした造形感覚には「信楽らしさ」に溢れており料理や菓子を選ばず映えると思います。見込の干割れ(窯瑕)もかっこいい一品です。

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奈良博では明日から『国宝の殿堂/藤田美術館』展が、大和文華館では『茶の湯の美術』展が本日より開催されます。藤田美術館の蔵品のレベルはいわずもがな、よいものが出ております。また大和文華館は原三渓旧蔵の品が多くレベルの高い茶道具が揃っておりますので、ぜひ春の奈良へお遊びくださいませ。

本日は絵志野猪口をアップしました。色は淡雪のように白く、頃合いのサイズ感。大窯らしい柚膚も魅力的です。このような品を持つとどうにも手放し難く、、でも次の方へバトンタッチいたします(←何がいいたいのやら、、)。

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三寒四温の日々。いよいよ盛春です。眼前の桜花に腹を鳴らす私には風流もなにもあったものではありませんが、こんな茶籠があれば少しは変わ、、るのかな?

唐物茶籠をアップしました。煎茶用の提籃を改装したものですが、サイズが小振りにて抹茶道具でも納まりがよいと思います。竹を使用した超絶技巧の編み込みと成形はさすが彼の地。親しみ易さの中にも一本緊張感のある煎茶系ならではの作行です。

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花粉の見事な飛翔ぶりに、感動で泪がとまりません。

本日は胡銅鷺小香炉をアップしました。獲物を狙う鋭い目つきは現代においては恐く映るかも知れませんが、鳥獣の旧い工芸作品は大概精悍な表情をしているものです。造形感覚や銅の味わい等、中世工芸の魅力を存分に感じせしめる作品です。

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平成最後の師走、特にコレといった感慨もなく過ぎ去っていきます。歴史的に「平」字のつく元号にはロクな事がありませんので元号が変わることには賛成ですが、時の政権で誰か止める方はいなかったのが不思議でなりません。永い歴史を「鑑み」ることにもう少し向き合っていただく、今年の筆を置きたいと思います。

本日は今年一年の御愛顧に感謝し「特別出品」として古信楽旅枕掛花生をアップしました。古信楽が茶室にとって最上の花生、とはいいませんが矢張り花を呼ぶものとして後世に伝えられてゆくべきでしょう。小さな踞と同様に大変に希少な花生ですが、花を生け水分を含むことで田舎者の肌が気骨に満ちた存在感を放ってきます。古信楽ファンにとってはリファレンス的存在の『時代別 古信楽名品図録(光工芸出版)』に載る所載現品であることも嬉しく、無冠無銘の名品といっても過言ではないと思います。

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寒風吹き曝し、と書いたところでふと目を上げると、窓の向こうにある老桜の枝に花が咲いてる!健気な花たち、暖かだった師走の入りで春と勘違いしてしまったのね、、。来年も綺麗な花を咲かせておくれ。

本日は松永耳庵自筆の銘々皿をアップしました。「電力の鬼」と呼ばれた近代日本の大実業家であり、豪放な茶風で師匠筋の益田鈍翁をも驚かせた茶人としても高名ですが、氏が金沢の大樋窯で製作した本作は論語をアレンジした文言を早い筆でササっと書いたもので、松永らしい洒落が効いていて思いのほか打たれます。珍な品です。

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寒くなりました。皆様風邪など引かぬよう御用心ください。

本日は吉野薬器をアップしました。奈良県南部の吉野地方には古くから漢方の薬を製造しており、大峰山など修験の地には必ずといっていいほど製造所がありました(その一つが未だ製造販売されている和漢整腸薬「陀羅尼助丸」です)。それらの漢方材料を収めていたのが本品。茶の中次の粗形ともいわれております。少し大振りではありますが大寄せの侘道具としていかがでしょうか。

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