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厳しい寒さも佳境に入り、日々身が縮まります。寧楽では修二会までは春が来ないといわれており、修二会が終わると確かに暖かな日が多くなります。それまでは我慢、ですね。

本日は紅安南香合をアップしました。数ある安南陶の中でも希少な”紅安南”は万暦五彩が本歌とされており、上絵の原料や手間暇が段違いです。ベトナムのホイアン沖の難破船から大量に海上げされたため、珍しくなくなりましたが嘗ては非常に高価でした。その中でも紅安南は一段上の品、現在の感覚からは高価に思えるかもしれませんが、この美しさを前には平伏すしかありませんでした。茶道具としては勿論、コレクションにもオススメです。

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新年恒例の展示会が無事に閉幕いたしました。毎回展示テーマを考え、品を集める苦労があってもたくさんの方にお運びいただき、お気に入りを見つけて頂くことで労苦を忘れます。転じて次回に備え今年も精進して参ります。この度は本当に有難う御座いました。

本日は古唐津振出をアップしました。平戸系牛石窯の掛け分け小徳利ですが、振出に使用できる品は却って希少です。穴の直径も大きく金平糖を難なく転がり出せ、また小さな徳利としても価値があります。小さくとも「叩き」の技法で薄く作られ、案外入ります。膚も艶やかで傍にあるだけで気持ちよく「伝世の品は(発掘品の)3倍出しても買え」といわれるのも納得です。

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志野クルス文向付

fufufufu.comの扉写真を更新しました。よきクリスマスになりますように!

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本日は鳴海織部の筒向付をアップしました。組物から離れて伝世し暫く火入れとして活躍していたようですが、左党は麦酒や焼酎を注ぎたくなるでしょう。アガリも最上級で、和陶のよさをしみじみ味わっていただけるお品です。

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正倉院展も無事に閉幕。静かな奈良に戻りました。熱狂的ともいえる混雑ぶりを思い返しつつ、商売的に利はあるものの何だかホッとする心地です。12月には御祭を控えておりますので、この静寂も長続きはしませんが。

本日は阿蘭陀の藍絵花虫文茶碗をアップしました。本歌の阿蘭陀茶碗は古染付茶碗と同様に「注文手」として希少なものです。茶を喫してわかる、その肌の柔らかさ、口当たり。和物と取り合わせても違和感なく収まり、かつエキゾティックな空気を醸してくれる道具は、当時の数奇者の心をくすぐった事でしょう。古い疵はあるものの、絵も面白くオススメです。

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寒露を迎えるもTシャツ短パンの男女が路を行き交います。それでも季節は確実に移ろっているようで、夕刻は少し煙の匂いを含んだ乾いた風が髪を通り過ぎてゆきます。家に急ぎたくなる季節の到来です。

今日は紅毛花鳥文盃をアップしました。デルフト陶において日本の茶人からの「注文手」は特別な響きを持ちますが、本作品もその一群です。絵の愛らしさと肌の清冽さがポイント。深さがありますので、茶籠(箱)の仕込茶碗にもオススメです。

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彼岸の時節、奈良はしとしと雨で迎えております。窓から見える老桜の葉が徐々に色づいてきたのを確認しつつ、10月に開催されるメジコレの準備を進めております。いつも牛歩にて情けない限りですが、見所のある品を現実的なプライスで御用意できるよう頑張りますので、応援いただけましたら嬉しいです。

今日は古染付の霊芝香合をアップしました。呉須のアガリよく、目出たい意匠ですのでオススメです。丁寧に作られた仕覆や時代箱の付属も嬉しいところ。

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夏野行く牝鹿の角の束の間も妹が心を忘れて思へや 万葉

昼は夏枯れの奈良、夜は電飾で着飾った春日の参道を目指す人々で賑わいます。当然、歩道は肉を焼く煙とゴミが充満。風情という言葉を愛し、また行動に移せる人は何処へ行ったのでしょうか。

本日は2点、紅毛染付盃竹香合をアップしました。両者とも夏の風情を愉しめる古作にして、静かな驚きに満ちた佳品です。

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拙宅が蒸し風呂のようであります。心頭滅却、泰然自若の末、茫然自失。白桃味の氷菓子を食べようか、茶の心で。

本日は古染付海鼠香合(蓋:楽了入)をアップしました。過日、古染付×旦入のコラボ作品を扱いましたが、今回は了入(楽家九代)です。欠損した蓋の代わりに楽焼で補うという手法(というか心優しさ)に、現代の我々が見失ったものが透けてくるようです。色味のマッチ具合も絶妙、海鼠の形とも相俟って愛らしき品です。

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英国に大変な結果が下された。問題は山積しているが、民意で成し得たものなのでどうか良い方向へと進んで欲しい。特に移民との共生は世界に突きつけられたテーマ。多様性を認め合える時代を切に望む。

今日は独楽香合をアップしました。元は東南アジアの民芸品ですが、茶人の見立てにより伝世しました。色漆は透けてトロトロになり、竹のボディは得もいえぬ味わいに育っています。良いものは時代も人種も超える。そのシンプルな価値観はもっと共有されてよいと思う。

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