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降ったり止んだり、泣いたり笑ったりの平凡な梅雨の日々です。昨日はあいにくの雨でしたが、道具屋料理屋写真家庭師茶屋寿司職人仲間を巻き込んでの勉強会。夏至の夕刻、ソース臭い京の街を歩くのは乙なものです。

本日は青磁八角盃をアップしました。茶席でお出しする石盃はなぜか「唐津の筒」「古染付ネジ盃(或いは祥瑞)」「美濃六角」「乾山」そして「青磁八角」あたりが喜ばれるようです。それは長い試行錯誤の中で生まれた<結果>であり、眼の肥えた茶友をもてなす<心>なのかも知れません(短絡的に「ブランド」と揶揄するなかれ。これもひとつの「道」なのです)。七官青磁のつるん、とした口当たりと爽やかな色味で味わう冷たい甘露。暑き夏を乗り切るために、眼福と参りましょう。

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春は短し、既に梅雨のようです。皆様GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。翠が眼にまぶしく嬉しい季節です。外は祭りのような賑わい(当店に影響は全くありませんが)で、4月29日にリニューアル・オープンした、なら仏像館・青銅器館(奈良博の旧館)も好評のようです。見どころ一杯の残欠コーナーもありますので、是非寧楽へ遊びにいらしてください。

本日は青磁田楽箱香合をアップしました。その形から「田楽箱」という洒落たネーミングが確立した、香合番付東五段目にも登場する人気者です。少々アガリが鈍いですが却って日本の道具とも取り合わせやすく、そのサイズ感と相俟って目に入れても痛くない、とても可愛いやつです。

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今日は奈良の大数奇者、河瀬無窮亭(本名:虎三郎)作の盃をアップしました。小振りですが酒量も入り、茶味のある造形と相俟って手放し難い盃です。氏は茶人であるばかりでなく(かつての近代茶人がそうであったように)仏教美術の大蒐集家でもありました。旧蔵品を拝見する機会もなかなかありませんが、無窮亭手作りの盃は更に珍しいでしょう。

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春の足音は早いもので、すでに櫻です。先日に出張で訪れた瀬戸内〜岡山市中は誠に穏やかな気候で、春霞が讃岐うどんの湯気のようでした。

本日は古染付香合(蓋 楽旦入作)をアップしました。『型物香合番付』にも掲載されている磬香合の身に楽家十代の旦入作による蓋が重ねられた、いわば時代を超えたコラボ香合です。蓋に描かれた蝶は昇天するほどの心地よさ。風呂敷にはミナペルホネンの裂を奢りました。こちらも美しきものです。

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春雨がさんざめき、花の粉が舞う。奈良にも春本番を告げる鐘が鳴り響きます。

今日は志野織部の長角向付をアップしました。古田織部が創造した「愉しみ」のための茶事。切実ながらも抱腹絶倒な和が展開された事でしょう。この形はコノワタ等の箸汚しを盛ったもの、或いは客人が覗く迄中身がわからない「サプライズ」とも伝わります。何れにせよ、美濃茶陶の面白さと味わいが存分に味わえる品かと思います。

“Shino-Oribe” Mukozuke (Momoyama period) H. 95mm

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奈良は春の祭典「修二会」の準備が始まりました。黙々と準備を進める僧侶のお姿は、それだけで美しいもの。二月堂横には松明に献納された竹が並んでおります。

本日は古信楽踞をアップしました。久々に美しい踞を仕入れることができ、皆様に御覧いただけるのを嬉しく思います。あばたが表出した渋い膚ですが、水を打てば表情が一変します。「信楽の掛花はこれ一つでよい」と思わせてくれる、素晴らしい品です。

Ko-Shigaraki Vase (15c / Muromachi period) H. 115mm

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2016年が始まり、2日目。分かってはおりましたが既にメタボの様相です。

今年の出品初めは古染付茶碗です。可愛い唐子が凧揚げ、竹馬、太鼓で遊んでいる図柄で、厚みのある磁胎が掌にすっと馴染みます。もう、ここではあれこれ申しません。古染付の茶碗は珍しいものですが、その中でもひとつ抜きん出た名作と自負しております。まずはウェブを御覧下さい。

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この間お節を食べたばかりなのに、もう年の瀬。冬の雨が冷たい奈良ですが、12月15日からは御祭(おんまつり)が催され、カミサマが現世に遊ばれます。

本日は待庵古材の茶箱をアップしました。待庵は利休が作った最古の茶室として国宝に指定されています。茶室を修復する京都の工務店により企画/製作された茶箱で、当然数が少なく希少です。

This is tea ceremony box (Cha-bako). Made from “TAI-AN*” old materials. 

* The oldest tea-ceremony room in Japan. It was created by Rikyu.

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口にいれるもの、全てが美味しく感じる季節です。今日は古清水の菓子器をアップしました。古清水らしい精緻な絵付ですが、華やかさが全く鼻につかないのが不思議なことです。箱には「柚菓子器」と書かれておりますが、持つ人がいろいろに楽しめる佳品と思います。

The cake container of Ko-Kiyomizu.  Created in the 18th century.

T.D. 98mm H. 48mm

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葉は色づき錦秋もすぐそこに。食べることが楽しくて、米(よね)のおかわりはノンストップ。そら、肥えますわ。

今日は蒟醤の合子をアップしました。ミャンマーの漆芸品、古より籠は炭斗に皿は菓子皿に見立てられました。古渡りは特に喜ばれるものですね。個人的には侘びた道具組の中に平棗で用いてみたいのですが、一見派手に見える象嵌も茶室だと案外渋く映るのでしょう。昔の人のお見立ては的を射て、また切実でした。

御売約