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本日は鳴海織部の筒向付をアップしました。組物から離れて伝世し暫く火入れとして活躍していたようですが、左党は麦酒や焼酎を注ぎたくなるでしょう。アガリも最上級で、和陶のよさをしみじみ味わっていただけるお品です。

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正倉院展も無事に閉幕。静かな奈良に戻りました。熱狂的ともいえる混雑ぶりを思い返しつつ、商売的に利はあるものの何だかホッとする心地です。12月には御祭を控えておりますので、この静寂も長続きはしませんが。

本日は阿蘭陀の藍絵花虫文茶碗をアップしました。本歌の阿蘭陀茶碗は古染付茶碗と同様に「注文手」として希少なものです。茶を喫してわかる、その肌の柔らかさ、口当たり。和物と取り合わせても違和感なく収まり、かつエキゾティックな空気を醸してくれる道具は、当時の数奇者の心をくすぐった事でしょう。古い疵はあるものの、絵も面白くオススメです。

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寒露を迎えるもTシャツ短パンの男女が路を行き交います。それでも季節は確実に移ろっているようで、夕刻は少し煙の匂いを含んだ乾いた風が髪を通り過ぎてゆきます。家に急ぎたくなる季節の到来です。

今日は紅毛花鳥文盃をアップしました。デルフト陶において日本の茶人からの「注文手」は特別な響きを持ちますが、本作品もその一群です。絵の愛らしさと肌の清冽さがポイント。深さがありますので、茶籠(箱)の仕込茶碗にもオススメです。

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彼岸の時節、奈良はしとしと雨で迎えております。窓から見える老桜の葉が徐々に色づいてきたのを確認しつつ、10月に開催されるメジコレの準備を進めております。いつも牛歩にて情けない限りですが、見所のある品を現実的なプライスで御用意できるよう頑張りますので、応援いただけましたら嬉しいです。

今日は古染付の霊芝香合をアップしました。呉須のアガリよく、目出たい意匠ですのでオススメです。丁寧に作られた仕覆や時代箱の付属も嬉しいところ。

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夏野行く牝鹿の角の束の間も妹が心を忘れて思へや 万葉

昼は夏枯れの奈良、夜は電飾で着飾った春日の参道を目指す人々で賑わいます。当然、歩道は肉を焼く煙とゴミが充満。風情という言葉を愛し、また行動に移せる人は何処へ行ったのでしょうか。

本日は2点、紅毛染付盃竹香合をアップしました。両者とも夏の風情を愉しめる古作にして、静かな驚きに満ちた佳品です。

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拙宅が蒸し風呂のようであります。心頭滅却、泰然自若の末、茫然自失。白桃味の氷菓子を食べようか、茶の心で。

本日は古染付海鼠香合(蓋:楽了入)をアップしました。過日、古染付×旦入のコラボ作品を扱いましたが、今回は了入(楽家九代)です。欠損した蓋の代わりに楽焼で補うという手法(というか心優しさ)に、現代の我々が見失ったものが透けてくるようです。色味のマッチ具合も絶妙、海鼠の形とも相俟って愛らしき品です。

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英国に大変な結果が下された。問題は山積しているが、民意で成し得たものなのでどうか良い方向へと進んで欲しい。特に移民との共生は世界に突きつけられたテーマ。多様性を認め合える時代を切に望む。

今日は独楽香合をアップしました。元は東南アジアの民芸品ですが、茶人の見立てにより伝世しました。色漆は透けてトロトロになり、竹のボディは得もいえぬ味わいに育っています。良いものは時代も人種も超える。そのシンプルな価値観はもっと共有されてよいと思う。

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降ったり止んだり、泣いたり笑ったりの平凡な梅雨の日々です。昨日はあいにくの雨でしたが、道具屋料理屋写真家庭師茶屋寿司職人仲間を巻き込んでの勉強会。夏至の夕刻、ソース臭い京の街を歩くのは乙なものです。

本日は青磁八角盃をアップしました。茶席でお出しする石盃はなぜか「唐津の筒」「古染付ネジ盃(或いは祥瑞)」「美濃六角」「乾山」そして「青磁八角」あたりが喜ばれるようです。それは長い試行錯誤の中で生まれた<結果>であり、眼の肥えた茶友をもてなす<心>なのかも知れません(短絡的に「ブランド」と揶揄するなかれ。これもひとつの「道」なのです)。七官青磁のつるん、とした口当たりと爽やかな色味で味わう冷たい甘露。暑き夏を乗り切るために、眼福と参りましょう。

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春は短し、既に梅雨のようです。皆様GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。翠が眼にまぶしく嬉しい季節です。外は祭りのような賑わい(当店に影響は全くありませんが)で、4月29日にリニューアル・オープンした、なら仏像館・青銅器館(奈良博の旧館)も好評のようです。見どころ一杯の残欠コーナーもありますので、是非寧楽へ遊びにいらしてください。

本日は青磁田楽箱香合をアップしました。その形から「田楽箱」という洒落たネーミングが確立した、香合番付東五段目にも登場する人気者です。少々アガリが鈍いですが却って日本の道具とも取り合わせやすく、そのサイズ感と相俟って目に入れても痛くない、とても可愛いやつです。

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今日は奈良の大数奇者、河瀬無窮亭(本名:虎三郎)作の盃をアップしました。小振りですが酒量も入り、茶味のある造形と相俟って手放し難い盃です。氏は茶人であるばかりでなく(かつての近代茶人がそうであったように)仏教美術の大蒐集家でもありました。旧蔵品を拝見する機会もなかなかありませんが、無窮亭手作りの盃は更に珍しいでしょう。

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