奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

奈良は風が強くなってきました。遥か太平洋上にあって、この状態。どうぞ皆様、今週末はお気をつけてお過ごし下さい。

本日は古瀬戸瓶子の陶片をアップしました。印花も丁寧で、何といっても窯変した釉色がめちゃくちゃ綺麗。これが完品であれば文化財指定品になってもおかしくなく、800〜1,000万円の値がついていても納得できるレベルです。やはり古材が似合います。普段のなげいれを格調高くしてくれそうです。

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『仏は常にいませども』古美術と花と中世のうた「梁塵秘抄」より

山本野人 著

目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集を刊行致します。

平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠まれています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。

山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描かれています。

自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です(宣伝文より抜粋)。

 

当店にて販売しております。ご購入希望の方は、サイト下部のお問い合せフォームよりご注文ください。

定価 7,700円(消費税/送料込)

昨日はオーディオ部品を漁りにオタク好事家の殿堂、大阪日本橋の電気街へ。昨今は急激に街の顔が変わる中、そちこちに昭和の薫りが健在。何とありがたいことと思いました。夕闇迫るころ、オバちゃんのカレー屋でカツカレーを味わい、そのまま心斎橋のジャズ廃盤店へ。レジで消費税8%を支払った最後の買い物。いや佳き日でありました(本当の消費税8%最後の買い物はコンビニの牛乳だったけど)。

本日は根来引盃をアップしました。駄文を連ねておりました途上に売約となってしまいましたが、よい品ですので是非ご覧下さい。

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ここ2〜3年の傾向として、お盆を過ぎるとストン、と涼しくなる。酷暑の日々を思えば一息つける反面、季節感が希薄になってきているだけに「ここだけ昔通りかい?」と感じるのは私だけでしょうか。

本日は飛天文丸軒瓦断片をアップしました。新羅最初の寺として建造され6世紀頃に栄華を極めた、慶州の興輪寺の軒瓦です。奈良は法隆寺金堂の内陣に描かれた飛天はこの瓦がモチーフとされておりますが、断片とはいえ確かな優美が漂います。

熱波が大地を焦がしております。こんな日は遠赤外線で焦がした獣肉を喰らい、対抗することに致しましょう。

本日は蔦文水滴をアップしました。桃山期の薫りがふわりと漂う、古銅水滴の佳品です。元より鍍金はありませんが実用可能ですし、棚上(目線の高さ)に置いて花を生けても決まるでしょう。蔦文がひととき涼を運んでくれそうです。

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むっちりとした湿り気を含んだ、重い空気が支配する寧楽の夏がはじまりました。九州方面では既に大変な降雨量とのこと、何事もないことを祈るばかりです。

本日は古瀬戸佛花器をアップしました。鎌倉期の緊張感はありませんが、花映りのよい佛花器です。灰釉の剥落こそありますが嬉しいことに無瑕完好。小さな寺院古材を敷いて、野花を一輪。そんなシチュエーションが似合いそうです。

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青花の会骨董祭が迫ってきました。繰り返しインフォメーションしておりますが今回は「香合展」を開催します。形物を中心に約30点を出品。御興味のある方は是非会場までお運び下さい。

本日は金銅六器をアップしました。荷葉を線刻した愛らしいサイズの金銅六器。このサイズは密教の旅壇具であった事を窺わせます。受け皿が欠失しているものの何とも美しい、掌中の玉といえるでしょう。

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この週末は花見でしょうか。友との愉しき時間を過ごしたあとは、ちゃんとゴミを持ち帰りましょう。来年の桜がちゃんと貴方の行動を見ていますよ。なんか説教くさくてすみません、、。

本日は金銅柄香炉をアップしました。建築的な趣があり、荷葉をかたどった支台や心葉もプリティ。黒い地金と緑青からちらり、と光る鍍金も嬉しい中世金工の優品です。ウブ味のある時代箱も嬉しい。

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早くも桜花の頃となりました。毎年申し上げておりますが桜の根を踏みつけないよう、後世のためにもいたわりながら愛でたいものです。

本日は阿弥陀如来坐像をアップしました。定朝様式を感じさせるほど均整のとれた体躯で存在感を感じさせながらも、御宅にお迎えしやすいサイズ感も魅力かと存じます。斑に遺る金箔も往時の美麗を想像させ、大変によいものです。彫られたのは鎌倉末期〜南北朝の頃と思われます。

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