ギラギラ照りつけるお天道様、明日からは颱風でしばらく一休みのようです。言い訳だらけの悪法や高額な自慢箱も、この際一寸一休みすればよろしい。禍根を残し、解体される。まったく、どれだけ繰り返せば気が済むのか。
さて今日は須恵の六器をアップしました。元来は金銅製の密教法具ですが、金のない地方の寺ではこのようなものを使ったのでしょう。内外に塗布された釉も一部を残し剥落しておりますが、なかなか緊張感漂う一品です。
御売約
ギラギラ照りつけるお天道様、明日からは颱風でしばらく一休みのようです。言い訳だらけの悪法や高額な自慢箱も、この際一寸一休みすればよろしい。禍根を残し、解体される。まったく、どれだけ繰り返せば気が済むのか。
さて今日は須恵の六器をアップしました。元来は金銅製の密教法具ですが、金のない地方の寺ではこのようなものを使ったのでしょう。内外に塗布された釉も一部を残し剥落しておりますが、なかなか緊張感漂う一品です。
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今日は梅雨の中休み、洗濯日和です。蝉の声との引き換えに心救われるのは、夕陽の美しさ。空が朱く染まるだけで何故、人はあんなにも感動できるのでしょうか。『人は「懐かしさ」を探して一生を終える』と誰かが言ってましたが、今日も素晴らしいサウダーヂ(ポルトガル語:「郷愁」の意)が訪れますように。
本日は白檀塗の手許箱をアップしました。白檀塗とは平安時代からある技法ですが、手数がかかるために遺物は多くありません。本品は桃山時代の作。おおどかな雰囲気を感じる「かしこい」箱です。
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当店の目と鼻の先、奈良国立博物館は今年で開館120周年だそう。その記念として、7月18日(土)から『白鳳 ―花ひらく仏教美術―』展が開催されます。奈良博の白眉ともいえる白鳳美術が「これでもか」と展示されるようで、国宝の興福寺仏頭はもちろん川原寺の磚仏等々、仏教美術を愛する方にとっては溜め息の展覧となりそう。また様々な公開講座も催されますので、会期中はぜひ奈良へお越しください!
明日は春一番が吹くそうです。いよいよ鼻水を心配せねばなりませんね。
本日は古代ガラス玉をアップしました。全部で27玉、全て国産かどうか判りませんが(半島から舶来されたものも含めて)魅力あふれる逸品です。考古というよりも、手近な美術品としてお楽しみください。
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お盆に突入、奈良は燈花会が始まり夕方でも人だらけです(普段は夕方4時になると、近所は鹿の頭数の方が多いのです、コレほんと)。奈良の政策で海外の観光客は増えましたが、電車に乗っても英語のアナウンスはない、駅員は英語が話せない、などサービスは最悪です。県議にしても市議にしても「ここのところをもう少し頑張ろう」という発想にならないのが不思議なのですが。まぁ、2000年代に入っても大仏商法がまかり通るのでしょう。
奈良批判はこのくらいにして、本日は秋草双鳥文鏡をアップしましたので御覧下さい。平安時代に入ると渡来物だった鏡も和様化し、独自に進化してゆきます。仏はムリとしても金工品などは「我々が買える」数少ない平安の工芸品です。
日々お客様と接していると、それぞれの好みや蒐める対象が同じような傾向であっても、その方の生き方や人生観などが反映され微妙に違ってくるのが面白い。例えば音楽であれば「このアレンジがよい」とか「音色がよい」といったふうに長所については同じ方向を向いていることが多いが、骨董の場合は取り戻せない時間を想像というプールで泳ぎながら、たまには息抜きをしたり深く潜ったりすることで、その方ならではの呼吸が出来上がってくるもの。
先月号の「目の眼」に掲載した鎌倉〜吉野期の木製華鬘の残欠である。伝来不詳は残念だが、牡丹の彫りも鋭く彩色もよく残っている。残欠ではあるけれど、力強い鎌倉期遺物の魅力を凝縮された品である。呼吸が合うような方がいらっしゃれば、是非手にして欲しいと思う。
長 235mm 幅 130mm
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