状況が状況だけに盆地である奈良の物見遊山は目に見えて減っていますが、チェックアウトの制限で宿泊施設から放り出された観光客のお気持ちたるや、同情します。多少でも冷房の効いている商店街へ飛び込むのは自然の成り行きかと。もうすぐ側溝で脚を冷やす「納涼鹿」が見れるはず。

本日は難波焼の輪線三角杯をアップしました。大坂の知られざる窯で茶陶を中心に洒落た作品を焼きましたが、短命だったことと先の大戦で焼失してしまったことが悔やまれます。こんなに斬新なカタチでも使い心地は最高!おまけに縞柿の蓋が付属しており替茶器としても使用できます。仁清の作風薫る、垢抜けた佳品です。

sold

今週の営業について

29日(水)から10月3日(日)全日開店しておりますが、予定が入りましたら改めてこちらでお知らせします。

よろしくお願いいたします。

ホームページ・リニューアル

現在、当店のホームページのリニューアルをすすめております。詳細は改めておしらせしますが、翌年1月頃の公開を目指して鋭意製作中。

当店のエッセンスである「寧楽らしさ」を軸足におき、宗教美術や数寄道具の味わいをご自宅の環境からでもお愉しみいただけるよう入念に設計しております。

ご期待ください。

今日は快晴。日に日に秋が深まります。本日は志戸呂窯の筒向付をアップしました。現在の静岡県島田市で開窯された志戸呂の歴史がふるく、室町時代にまで遡ります。桃山時代には美濃より陶工が移り住み、遠州好みの茶陶を焼いた「遠州七窯」のひとつに数えられます。

この筒向付はいかにも遠州好みの作品で、同時代の高取焼とも雰囲気が似ています。今様に湯呑みとして、また麦酒なども美味しそうです。

sold

秋雨ふりしきる、奈良の午後です。本日は渥美古窯の山盃をアップしました。もともと砂気のおおいパサッとした胎土ですが、水にくぐらせるとオーラが違います。縁の卯の斑と灰の緑色がポイント。

仲秋のころ、なごりの一献にいかがでしょうか。

sold

お待たせしすぎたかも知れません。久々にfufufufu,comに品物をアップしました。漸く「これならば」と思える品を入手しましたので、皆様に御覧いただきます。

七宝香合。明時代の古七宝です。華やかでありながらどこか寂しげでもあります。薄く小さい香合ですが、ずっしりと手重りします。持蓮華残欠。銅製で入念な出来ばえ。緑青の色味もよく残欠とはいえ見逃せないものです。

共にsold

fufufufu.com/今日の一品

本日は高麗青磁筒形盞をアップしました。

http://www.fufufufu.com/product_detail/detail/productid/31898/

白黒象嵌で菊と唐草文を配した、高麗青磁らしいお洒落な筒です。高麗青磁としてのアガリも合格点。しかも無瑕であることを加味すれば、この価格で購えるのはお得といわざるを得ません。

永年茶道具として活用されていたようで、その清潔感にくわえて整った次第も魅力的。時節の麦酒に麦茶、ちょっと頑張って日常使いとされてください。

sold

青花の会骨董祭 2021への御礼

青花の会骨董祭2021は、つつがなく了えることができました。今回から会場が一新され、すべての出展者の皆様と同じ屋根の下だったため多少の窮屈さがあったり導線の確保が困難だったりと少しばかり課題は残りましたが、初日の荒天や時節柄外出が憚られる中、大変多くのお客様に恵まれイベントとしては成功裏に幕を閉じました。

今回は催事も同じ場所で開催されるなどこころみも斬新で、ここへきて骨董祭は新たなるステージにたったと感じます。会場までお運びいただいた熱心な愛好家の皆様方に改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

青花の会骨董祭 2021
出品⑥

六波羅蜜寺伝来の五輪泥塔です。基壇から数えて「地水火風邪空」の五つのパーツから構成された五輪塔は日本独自のものであり、平安時代に現れた密教を軸とし宗教をこえて広範に採用されましたが、自然崇拝をベースにした教理は神道とも密接な関連性をもちます。この五輪泥塔は素焼の土に彩色を施した六波羅蜜寺独特のものとして、いまも根強い人気があります。空輪のみ後補。


13世紀
高 9.4cm/付属品:桐差箱

sold

青花の会骨董祭 2021
出品⑤

愛宕権現は愛宕山の山岳信仰と修験道が融合しており、本地仏が地蔵菩薩、垂迹神はイザナミノミコトとされています。馬に跨がり甲冑を身につけた地蔵菩薩は「将軍地蔵」とよばれ、いまも全国の愛宕社で祀られております。経年のスレや塗料の剥落はあるものの比較的古風な筆致で、形式化していない面白味もあり神仏習合美術のひとつの形としてお愉しみいただけるものと思います。


16世紀
径 30cm/付属品:桐箱

青花の会骨董祭 2021
出品④

比較的おおぶりな、伝世の金銅五鈷杵です。脇鈷の嘴形や把の二重圏円をもつ大きな楕円の鬼目、筋目を切った蓮弁など鎌倉後期の作行きを示しておりますが、グラマラスかつ精緻な出来栄えです。経年の厚い煤に覆われますが全面に鍍金が遺っており、キャストの抜けもよく鎌倉後期の遺品の中では優品といえるでしょう。


14世紀
幅 16.4cm/付属品:塗箱

sold