菊籬錫縁香合(室町時代/一辺 60mm)
いよいよ明日から青花の会骨董祭が始まります。明日はご招待者と青花会員のみの内覧会ですので御注意ください(明日から販売します)。何やら明日から週末にかけては雨模様の予報ですが、毎年「降る振る詐欺」になることが多く楽観的に考えております(笑)。出品作品の紹介も最後となりました。菊籬錫縁香合は元来、化粧用の手箱からの離れ。この正方形のは白粉容器と伝わっております。お姫様の白粉容器から香合へ、いつごろ変身したのかは判りませんが、和様のよさをしみじみ感じます。左様に香合としての位も高く、濃茶の炭手前で堂々とお使いになれます。ベストのタイミングは名残の時節かと思いますが、重陽の茶事には重宝することでしょう。
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