澄み切った空。飛行機がドローイングを始めたようです。

本日は古信楽踞(うずくまる)をアップしました。老人が踞っているように見えることから、花生に使える小さな信楽壷をそのように呼びはじめました。花映りがよいのは云うまでもありませんが、何よりサイズよく景色も素晴らしいのは滅多に市場へ出てきません。一生涯愛せる信楽と思います。

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◆ 時短営業のおしらせ ◆

いつも御愛顧いただきありがとうございます。誠に勝手ながら、店舗はしばらく時短営業といたします。詳しくはお気軽にお尋ねください。

営業時間:12時〜17時まで(月/火曜日定休)

古美術 中上 中上 修作

いつの間にか秋の入り口。ともあれ、心身ともにホッとできるのが有難く思います。

本日は塔印經をアップしました。鎌倉の装飾經と思われますが、砂子を蒔いた料紙、朱で捺印された塔と蓮台が愛らしく、不思議な魅力を放つ断巻です。二種の袈裟裂でシンプルにまとめられた軸装も◎。

まだ油断はなりませんが大きな台風がすぎ、陽射しが少し秋めいてきた今日この頃です。

本日は元興寺伝来の千体仏(地蔵菩薩)をアップしました。本作は室町末期から桃山時代の品ですから、巷間で散見される鎌倉や室町のものとは雰囲気がちがい違和感をおぼえる方もいらっしゃると思いますが、ほぼ間違いなく元興寺の千体仏です。着彩がほぼ完璧に遺り、崇高なお顔立ちとともに有難くお感じいただけると思います。黒塗木製の台座と上桐の差し箱が附きます。

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今日はもうひとつ。天啓白磁の陶硯もアップしております。小さいながらもちゃんと墨をすったようで、旅持ちの品かと考えております。影青のように涼しげな膚と柔らかな陰刻にて、実用ならずとも掌でもてあそんでいるだけでも和みます。当店謹製の仕込箱も附属し、小品フェチにはたまらない作品です。

本日、関西はようやく梅雨明けしました。観測史上3番目に遅い梅雨明けだそうで、これよりも遅い梅雨明けってあったんだ!とプチ発見でした。

本日は和蘭陀色絵茶碗をアップしました。旧手の日本伝世であまりみない書き込みのある茶碗ですが、頃合いのサイズにて抹茶茶碗としてもお使いいただきたい品。見込や縁に共直しがありますのであまり使用すると剥がれてくる恐れもありますが、なんだか使いたくなるデルフトです。

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いっきに入梅しました。今年は春の記憶がないもので、冬からタイム・マシーンに乗ってきたかのよう。少しずつ街には人影が戻りつつありますが、まだ目線に膜が張りついたような奇妙な心持ちがつづきます。

本日は李朝文字絵軸をアップしました。朝鮮儒教における四維八徳のうち「恥」の字をグラフィカルに描いたものですが絹本に描かれた文字もやわらかく、色彩も渋いため一段旧い作品と思います。丸窓をはいした軸装も洒落ており、民藝民藝せず飾っていただけます。

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某氏コレクション展、始まりました。奈良の骨董事情は少し特殊で、他県よりも秘匿主義の方が多いと見受けられます。それには理由がありまして、まず仏教美術の愛好家が多いこと。仏教美術はある程度量産を念頭に製作される陶磁器類とは違い、圧倒的に数が少なく一旦手放してしまうともう一生手に入らないかもしれないという観念があるからです。往時のコレクターも奈良の数奇者から(仏教美術のみならず)入手したエピソードが案外多く、都から少し距離があることも手伝い情報が得にくいというのもあるでしょう。今回のコレクション、超一級品ではありませんが入手するには骨の折れる品が多いです。数は少ないですが、御高覧いただけますと幸いです。

好評のうちに終了いたしました。ありがとうございました。

奈良県は緊急事態宣言が解除されましたが、かわらず人が少なく奈良博も閉館したままですので当店も今月末まではお休みを頂戴いたします。お近くにお立ち寄りで店を見たいという方は別途ご連絡ください。善処いたします。

本日は青唐津茶碗須恵花生をアップしました。須恵花生は山陽から瀬戸内にかけてみられる瀟洒なスタイルで、備前焼の祖である古窯で焼かれたものでしょう。片身替わりで土錆が付着し、面白い景を得ております。青唐津茶碗は「これでもか」というくらい蒼い灰釉が魅力的。瑕気もすくなく所謂<掘り唐津>の手だと思います。見込にでべそのような火ぶくれがありますが、茶筅の振りも問題なく抹茶碗として御使用いただけます。

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本日は東大寺伝来の千体仏越州窯青磁杯をアップしました。越州窯青磁杯は網格文が施された力強く、また優美な杯。くすんだ色アガリの作品が多い中、玉感のつよい理想的な萌黄色です。千体仏は小さいながらも色がよく残り、楚々とした魅力があります。二月堂にほど近い観音院の伝来です。

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新緑萌ゆる時節となりました。あらゆる災禍とは無縁に神々の創造が、芽吹いています。近代化を推し進めてきた150年。世界はたしかに便利にはなりましたが、自然に寄り添い共生することの大切さが問われています。その中で本当の価値を見出せるのも人間なのですから、それぞれが長いものに巻かれず「考える」ことの重要さを改めて肝に銘じ、今この時間を過ごしたいと思います。

本日は土師器をアップしました。平均的な土師器のサイズは高さ10〜15cmくらい。それと比すればかなり小さいサイズであることがお解りいただけるでしょう。このくらいのサイズですと卓上でも邪魔にはなりませんし、壷内部には撥水材を塗布してありますので気兼ねなく水を張ってご使用いただけます。家に花のある生活の爽快さ、ぜひお試しください。

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