
世界で新型のウィルスが猛威をふるっておりますが、奈良も例外ではありません。「インバウンド」という単語が一般的になる前の、冬の奈良の景色が戻ってきました。この状況を喜ぶべきか憂うべきか迷うところですが、なにより感染が拡がらないことを願うばかりです。
本日は古高取汁次(片口)をアップしました。所謂「遠州高取」と呼ばれる茶陶の一ですが、驚くのがその器形。推測するに当時招来されてきた洋食器(ピッチャー)を写したものではないでしょうか。容量も一合丁度でこれからの季節、冷酒には最高の友となります。おまけに(?)塗の割蓋も付いており替茶器としてもお使いいただけますので用途の広さも魅力でしょう。もちろん伝世品で気持ちよくお使いいただけます。
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