
東大寺二月堂にて執り行われております修二会もいよいよクライマックス。春の寧楽を彩るありがたい行事ですが、今年はやはり人も少なめ。いつもは奪い合いになる松明の燃え殻も、比較的入手しやすいかも。暇な店を抜け出して取りにいこうか。
本日は二月堂焼經をアップしました。寛文七年のお松明の際に失火し灰燼に帰してしまった二月堂。そこから焼け残った経典が一部流出し「二月堂焼經」として巷に伝世してきました。水を被って銀文字も酸化。不明瞭な三行とはいえ、隆盛の南都を想起するには不足はありません。華厳經巻第三を書写。
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