店裏の桜葉が照りはじめました。災害の多い年だった(まだ油断ならぬ、ですが)だけに、何だかホッとする心地です。鹿も落ちはじめた団栗をむしゃむしゃ、冬支度に入りました。

本日は古丹波杯をアップしました。奈良の数奇者であった河瀬洋三氏の旧什。小さく愛らしい形ながら侘びた風情が感じられ、往年の氏の姿を見ているよう。随分と酒を吸ってきたのでしょう、すべすべの伝世膚です。

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香合展 出品作①

染付牧童香合(17世紀/幅 70mm)

本日より青花の会骨董祭にて開催する『香合 ―形物を中心に ― 』展の出品作を順次公開してゆきます。初回は何とも愛らしい「染付牧童香合」です。江戸末期に編纂された形物香合番付では番付外ではありますが、数は少なく形物香合の魅力を余すところなく伝えてくれそうです。恍けた牛の表情や豆男のごとき牧童。ぜひ実物を御覧下さい。古染付ファンはノックアウトされるはず。

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奈良では花吹雪に花筏。春は次のステップへと移った模様です。昨日は信楽のミホ・ミュージアムで龍光院伝来の道具を拝見してきました。曜変天目は大変な混みようで落ち着いて拝見できませんでしたが、津田宗及の茶杓や龍光院井戸に思いのほか打たれました。5/19まで開催されております。

本日は信楽入隅鉢をアップしました。織部の影響を受けた遠州時代の作品ですが、ゴリッとした造形感覚には「信楽らしさ」に溢れており料理や菓子を選ばず映えると思います。見込の干割れ(窯瑕)もかっこいい一品です。

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奈良博では明日から『国宝の殿堂/藤田美術館』展が、大和文華館では『茶の湯の美術』展が本日より開催されます。藤田美術館の蔵品のレベルはいわずもがな、よいものが出ております。また大和文華館は原三渓旧蔵の品が多くレベルの高い茶道具が揃っておりますので、ぜひ春の奈良へお遊びくださいませ。

本日は絵志野猪口をアップしました。色は淡雪のように白く、頃合いのサイズ感。大窯らしい柚膚も魅力的です。このような品を持つとどうにも手放し難く、、でも次の方へバトンタッチいたします(←何がいいたいのやら、、)。

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紹介が遅くなりましたが「なごみ」の”奈良で茶の湯に出会う”特集で当店が紹介されております。是非ご覧ください。

三寒四温の日々。いよいよ盛春です。眼前の桜花に腹を鳴らす私には風流もなにもあったものではありませんが、こんな茶籠があれば少しは変わ、、るのかな?

唐物茶籠をアップしました。煎茶用の提籃を改装したものですが、サイズが小振りにて抹茶道具でも納まりがよいと思います。竹を使用した超絶技巧の編み込みと成形はさすが彼の地。親しみ易さの中にも一本緊張感のある煎茶系ならではの作行です。

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この週末は花見でしょうか。友との愉しき時間を過ごしたあとは、ちゃんとゴミを持ち帰りましょう。来年の桜がちゃんと貴方の行動を見ていますよ。なんか説教くさくてすみません、、。

本日は金銅柄香炉をアップしました。建築的な趣があり、荷葉をかたどった支台や心葉もプリティ。黒い地金と緑青からちらり、と光る鍍金も嬉しい中世金工の優品です。ウブ味のある時代箱も嬉しい。

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早くも桜花の頃となりました。毎年申し上げておりますが桜の根を踏みつけないよう、後世のためにもいたわりながら愛でたいものです。

本日は阿弥陀如来坐像をアップしました。定朝様式を感じさせるほど均整のとれた体躯で存在感を感じさせながらも、御宅にお迎えしやすいサイズ感も魅力かと存じます。斑に遺る金箔も往時の美麗を想像させ、大変によいものです。彫られたのは鎌倉末期〜南北朝の頃と思われます。

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昨夜イチロー選手の現役引退会見を試聴しましたが、地位に一切驕ることなく、冗談を交えながら誠実に会見に臨む姿は一人の人間としてあるべき姿を示唆していたように思います。誰彼人生の長短なく、いけないことは「いけない」と看破し、慎重に言葉を選びながら質問者と対峙した1時間超の会見。最後までプロフェッショナル、だなぁと感じた次第です。

本日は初期伊万里青磁筒向付をアップしましたが、ブログを更新する前に御約定となりました。

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夢うつつの春霞。その霞の正体は、、止めときましょう。

本日は蕎麦手杯をアップしました。蕎麦茶碗と似たマットな鼠膚は酒を吸うことで、より色香を放ちます。小なれども手取りは重く古格があります。ヘラ切り離しの美尻も見所。

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花粉の見事な飛翔ぶりに、感動で泪がとまりません。

本日は胡銅鷺小香炉をアップしました。獲物を狙う鋭い目つきは現代においては恐く映るかも知れませんが、鳥獣の旧い工芸作品は大概精悍な表情をしているものです。造形感覚や銅の味わい等、中世工芸の魅力を存分に感じせしめる作品です。

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