奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

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時間は容赦なく過ぎ去り、1月もお仕舞。すでに陽射しは春のようになりつつあります。

本日、fufufufu.comに絵堅手塩餉をアップしました。優れた李朝コレクションで有名な秋田県天童市の出羽桜酒造の美術館旧蔵の品で、柔らかな膚と「離れた」鉄絵の素晴らしさが信条の茶碗です。寒い日にこの塩餉で一服するたび、お茶を戴く幸福感がいや増します。品のストーリーも面白いものですので、是非サイトを御高覧ください。

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fufufufu.comトップ画面の画像を更新しました。絵志野汁次(桃山時代)です。把手と蓋を欠きますが、他は修理なく良好な状態です。容量は二合に満たないくらい。時節柄、熱燗が似合いますでしょうか。

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2016年が始まり、2日目。分かってはおりましたが既にメタボの様相です。

今年の出品初めは古染付茶碗です。可愛い唐子が凧揚げ、竹馬、太鼓で遊んでいる図柄で、厚みのある磁胎が掌にすっと馴染みます。もう、ここではあれこれ申しません。古染付の茶碗は珍しいものですが、その中でもひとつ抜きん出た名作と自負しております。まずはウェブを御覧下さい。

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新年あけましておめでとうございます。

旧年中はご愛顧賜り、誠にありがとうございました。本年も気持ちを新たに、改めて皆様に可愛がっていただけるような品を出品して参る所存です。本年も宜しくお願い申し上げます。

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今年も僅か。冬至を越して、細々とではあるものの光線は春の準備を始めたようです。光線、といえば小学生の頃にテレビの深夜放送で何とも気持ちの整理がつかない映像に釘付けになりました。後年それがエリック・ロメールの『緑の光線』と判ったのですが、「静けさ」という通奏低音が貫く艶めかしさは子供に理解できるはずもありません。しかし「すごいものを観てしまった」という記憶はストーリーを超えて、私の中に生き続けているのです。

今日は七宝水滴をアップしました。江戸期のものですが遥かな感じ、いわば古代キリスト教美術に通じる儚さを感じます。

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奈良では御祭。神さんは散々遊ばれて昨日、春日社経由で帰宅されましたが無事にお帰りでしょうか。途中で祇園のよい匂いのするお姉様の店で道草喰ってるのではないでしょうか。

今日は分院の白磁徳利をアップしました。瑠璃地徳利などに散見される下蕪の徳利ですが、案外「素文」の白磁徳利は希少かもしれません。容量は200cc、独酌にピッタリのお品です。「豆ランプの許、白色に酔う独酌」というキャプションがぴったりの徳利です。

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いよいよ師走。一年で溜まった残滓は、禊(みそぎ)の心境で処分したいものです。毎年の年賀も面倒な作業ですが、これも禊と思えば少しは作業もはかどる?のかも。

本日は鍋島青磁写しの筒向付をアップしました。幕末以降の伊万里による写しですが作行きが良く、鍋島藩が目指した品格の高さを味わうことができます。酒のみでは勿体ない、日常に多用できるのも嬉しいところ。

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この間お節を食べたばかりなのに、もう年の瀬。冬の雨が冷たい奈良ですが、12月15日からは御祭(おんまつり)が催され、カミサマが現世に遊ばれます。

本日は待庵古材の茶箱をアップしました。待庵は利休が作った最古の茶室として国宝に指定されています。茶室を修復する京都の工務店により企画/製作された茶箱で、当然数が少なく希少です。

This is tea ceremony box (Cha-bako). Made from “TAI-AN*” old materials. 

* The oldest tea-ceremony room in Japan. It was created by Rikyu.

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今年の紅葉は色付きがイマイチかな、と思ってましたが特に銀杏は目を楽しませてくれました。暦の上では冬となり、これからは落ち葉の絨毯が楽しみです。

本日、古越前の筒花生をアップしました。越前といえば鉄漿(おはぐろ)壺が有名で、古民藝好きのする花生としてもてはやされております。本品は最初から花生として製作された珍しいもので、竹を模した形状といい古格があります。

Flower base of Echizen-Pottery. Created in the 17-18th century.

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いよいよ正倉院展も佳境。変わらず込んでいるようですが、夕方が比較的空いていてオススメです。

本日、瓔珞の残欠をアップしました。厚い鍍金が遺り、小体ながら重みがあります。これから平安時代の金工作品をお蒐めになりたい方の良き指標となるでしょう。

The metal work of “Yoraku”. Created in the Heian Period (12-13th century).

H. 18mm

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