奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

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本日fufufufu.comに瑠璃地の蓋をアップしました。瑠璃地水注の蓋のみですが高い品格を具えた、朝鮮陶磁の一級品です。離れた蓋は銚子の替え蓋としても用いられ、季節感を大事にする数奇者ならでは気遣い(遊び?)としてもてはやされました。

The water container lid. Created in the Joseon Dynasty (19th century).

T.D. 86mm

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fufufufu.comのトップページを更新しました。白磁香炉(朝鮮王朝時代)、八卦の透かしが綺麗です。

The White Porcelain Koro (incense burner). Created in the Joseon Dynasty (19th century).

T.D. 155mm H. 170mm

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口にいれるもの、全てが美味しく感じる季節です。今日は古清水の菓子器をアップしました。古清水らしい精緻な絵付ですが、華やかさが全く鼻につかないのが不思議なことです。箱には「柚菓子器」と書かれておりますが、持つ人がいろいろに楽しめる佳品と思います。

The cake container of Ko-Kiyomizu.  Created in the 18th century.

T.D. 98mm H. 48mm

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fufufufu.comトップページの写真を更新しました。鎌倉から南北朝期の地蔵菩薩立像。静かな微笑みに心癒されます。

The standing wooden statue of Jizo Bosatsu. Created in the 13 – 14th century.

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葉は色づき錦秋もすぐそこに。食べることが楽しくて、米(よね)のおかわりはノンストップ。そら、肥えますわ。

今日は蒟醤の合子をアップしました。ミャンマーの漆芸品、古より籠は炭斗に皿は菓子皿に見立てられました。古渡りは特に喜ばれるものですね。個人的には侘びた道具組の中に平棗で用いてみたいのですが、一見派手に見える象嵌も茶室だと案外渋く映るのでしょう。昔の人のお見立ては的を射て、また切実でした。

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今夏は水出しの和紅茶をお客様にお出ししておりました。「神楽坂ふしきの」の店主より頂戴した鹿児島産は有機栽培の和紅茶で「水出しがオススメ」と書かれておりましたので、その通りに淹れると舌に芳醇な甘みを感じ、すぐに爽やかな芳香が鼻を通り抜け、本当に美味!しかし、そんな水出し紅茶も、冷たく感じる季節になりました。来週からは再び「献上加賀棒茶」に変えようか。ふしきのさん、ご馳走さまでした。

本日は塩餉茶碗をアップしました。10月は名残の季節。茶室も寒くなってくるので、茶が冷めにくい塩餉が有難く感じます。割れた茶碗を使えるのも名残の茶事ならでは。石州の場合は炉開きまでは風炉を中置きにしたり、客人のために趣向を凝らすのですが、その「工夫」に愛情が籠っていて気持ちまで温かくなります。伝世ならではの気持ちよさ、若々しい色香にひそむ味わい深さ。高麗茶碗の魅力を垣間みる思いです。

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秋へ向けて、各地の美術館では面白い企画が目白押しなのでしょう。奈良では10月24日(土)〜正倉院展が始まります。紅葉に彩られた奈良の社寺は格別の味わいです。お時間がございましたら、奈良に遊ばれて下さいませ。

今日は志野織部はじき香合をアップしました。美濃出来の香合は愛らしい意匠のものが多く、また掌中で玩べる大きさ故、ファンも多いことでしょう。この志野織部は美濃の赤土を用いており、紅志野のような何ともいえない柔らかさを感じられる香合です。小さな瑕がございますが、そのお陰で(?)何とか入手することができました。愛らしい中にも深い味わいのある香合です。

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今年は季節の引きが早いようです。夏の残り香は儚く、気がつけばもうすぐ重陽。今年も残すところ3ヶ月なんて冗談みたい。まぁ、毎年そんなことを繰り返してる訳ですが「走馬灯」は夏の娯楽。冗談をつぶやくのには少し遅かったようです。

さて本日は懸仏をアップしました。室町時代のもので、小さく愛らしい像様です。火中の荒れはありますが、鍍金も若干残ります。チャームポイントの左手首を「くいっ」と曲げながら、にんまり笑うナゴミ系。飾りやすい大きさも魅力です。

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夏の終わりに、業者の先輩方と仲間内で催す交換会へ。会場は比叡山麓、日吉大社内にある瀟洒な御宅。素晴らしい環境の中、数は少ないですが良い仕入れができました。交換会終了後は、もちろん宴会です!日吉大社内にある素晴らしい石塔を拝見しつつ、夏の川床料理を「日吉山荘」さんで。鮎の塩焼きから始まり鯉の洗い、そしてメインは名物のすき焼き。仲間との歓談も楽しく、名残の夏はあっという間に過ぎていくのでした。

今日は初期伊万里の筒茶碗をアップしました。初期伊万里の中でも格段に古い作品で、天神森窯か小溝窯のものと判断しております。最初から意図された歪みと高台内のひょうげた絵が面白いですが、絵の抜け、白磁の上がりも最高レベル。近年、このレベルの初期伊万里筒茶碗はなかなか見る事が出来ないでしょう。夏を惜しみつつ、こんな茶碗で一服できると嬉しいですね。

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夏枯れの午後、皆様如何お過ごしでしょうか。月例報告会の直前、胃の痛む昼食でしょうか。或いはママ友と花はあっても実のない会話の続きでしょうか。近所の釜飯屋の賑わいを尻目にマンウォッチングの日々、悪くないと思いつつ行く末を案じること頻りです。

今日は浄瑠璃寺の摺仏断片をアップしました。所謂「百躰一版」と呼ばれるタイプの断片で、現在は十五躰の像姿を数えます。山城の静かな伽藍に想いを馳せながら、日々愛らしい仏様を愛でることができる幸せ。小さなサイズ故、飾りやすいのも魅力です。

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