奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

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花粉の飛散量とともに花のバリエーションも増えてきました。花を生けすぎて、店はバブル期のカフェバーの様相です。

今日は備前の菓子皿を出品しました。今は菓子皿に昇格しましたが、生まれは窯道具、サヤの蓋です。抜けた「牡丹餅」の景色も秀逸、初夏の風情に似合う道具です。歪みは不安感なく、菓子を乗せても片寄ることはありません。

御売約

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修二会が始まり、普段は各地に潜伏している「奈良ファン」が二月堂を目指し、歩きます。いみじくも「二月堂焼経」を作り上げてしまったお松明の行。クライマックスが有名で訪れる人も多いのですが、期間中は毎日行われているのはご存知でない方が多いのです。今月14日まで行われておりますので、是非奈良へお越し下さい。

本日は瑠璃環形水滴をアップしました。朝鮮時代の文房具は人気が高く、その中でも水滴はバリエーションが多いのでコレクションされている方も多いことでしょう。環形の水滴は数が少なく白磁や染付は散見されるものの、総瑠璃はあまり見ません。水滴に限ったことではありませんが、面白いものや変わったものは「一期一会」です。ご高覧下さいませ。

御売約

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まるで三月のような浮かれた天気。陽気に背中を押されて布団を干したら案の定、夜はクシャミと鼻水の流出が止まらず。「鼻水を凍らせて流出を止めたいなぁ」なんて皮肉ってみたところで、てんで効果なし。これはもう、アレしかありませんな。それは「鼻うがい」。試す前は恐々としてましたが、アレレ慣れるとこんなにスッキリ。こんなに簡単で気持ちよい対処法はないのでは。今年デビューしてしまった、あるいはしてしまいそうな方は一度お試しを。

今日は犬筥(いぬばこ)をアップしました。宮家や公家といった上流階級が雛壇に添えたもの。とても小さな愛らしいものです。宮中・公家文化の展覧会で目にした方も多いのでは。

御売約

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明日は春一番が吹くそうです。いよいよ鼻水を心配せねばなりませんね。

本日は古代ガラス玉をアップしました。全部で27玉、全て国産かどうか判りませんが(半島から舶来されたものも含めて)魅力あふれる逸品です。考古というよりも、手近な美術品としてお楽しみください。

御売約

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振出に見立てられた安南の小壺をアップしました。小壺、と書きましたが、ほんとうに小さな壺です。何粒の金平糖が入るかわかりませんが、ミニ茶箱を組んでおられる方には朗報でしょう。ここまで小さく、丁寧に描き込まれた安南染付は稀なのでは。

御売約

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関西に根強い「恵方巻」を無言で頬張っても(恵方巻の儀式は私語厳禁とされている)、やはり風は冷たい。とはいえ徐々に陽も長くなり、雨音も春のそれに近づき始めている。節分というのは「春の暖かみ」を思い描きながら寒さに耐える、いわば冬眠からの目覚めを味わう季節なのかもしれない。恵方巻は冬眠最後の「蓄え」なのだ。

さて本日は美濃の挟み皿をアップしました。元来が窯道具だが数奇者に拾われ、茶道具にまで格上げされた。水に濡らすとまた味わいは格別。数奇者の「眼」というのは大したものだ、と感嘆を禁じ得ない。

御売約

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本日は初期伊万里青磁の布袋香合をアップしました。布袋であることで新春に真向きの香合です。新暦の上での正月は過ぎましたが旧暦の正月(今年は2月19日)に用いれば、春の雰囲気に座も明るくなることでしょう。

古い二重箱に収められ、丁寧に伝世しました。

御売約

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奈良は冬枯れの様相です。明日からは雪の予報。春直前、最後の寒波が猛威を振るい、いじいじとつま先を脅かします。足下の温風機が故障すれば、きっと私の足首は溶けてなくなってしまうことでしょう。

今日は目にも温かな弥生土器の壺をアップしました。全身、見事な茜色。「これこそが日本の色だよな。」と膝を打ち乍ら、風流の欠片もない米麺のスープを飲み干した午後3時。眼前の朱い玉が消え去るのは惜しい気持ちで一杯ですが、皆様からのアクセスをお待ち申し上げております。

御売約

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東京の展示会での在廊後は静岡方面に買取の仕事、続いて業者間オークション、と久々に長期間東京に滞在しました。この時期の美術館の展観は魅力的なプログラムも多く、仕事とはいえ後ろ髪引かれる思い。しかし楽しい仲間との食事や東京下町での銭湯体験(関西出身者にとっては湯温が高い!)など、充実したひとときでした。

本日は木彫の蝙蝠をアップしました。女性の首飾りであるノリゲ等に付属した装飾品かと思いますが、小さくとも品格を感じる品です。朝鮮時代より蝙蝠は吉祥の証。縁起のよいものですので、ぜひお手許に。

御売約

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Gallery SUにて開催中の『山水 —光と水をたたえた骨董たち―』は初日より大変多くのお客様にお運びいただき、会期半ばにして約半数が売約となってしまいました。が、品物は会期終了まで展示しておりますし、まだ良いものも残っておりますので、ご興味がお有りの方は是非会場にお越しください。会期は1月25日(日)19:00まで。

 

Gallery SU(ギャラリー エスユウ)

〒106-0041 東京都港区麻布台3-3-23 和朗フラット4号館6号室(地図はこちら

03-6277-6714