奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

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気がつけば夏、です。GWが過ぎてようやく閑散とした「奈良らしさ」が戻ってきました。商売的にはマズく、ソワソワしますが、やはり心落ち着きますね(どっちだ)。

久々に新規商品をアップしました。室生寺の籾塔はほどほどに彩色も残り、お探しだった方にはオススメできます。白瓷の盃は猿投のタイプではありませんが、見込の自然釉も綺麗で人為的に三角に成形しているところも面白い。

ご高覧いただければ幸いです。

双方御売約

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本日(4/15)発売のBRUTUSがナント、骨董特集!『骨董のはじめ方。』という小冊子に当店をご紹介いただきました。BRUTUSらしい、なかなか面白い内容ですので書店で見かけられましたら御覧下さい。

さて、本日は高麗青磁の粉器をアップしました。粉器、とは白粉容れのこと。大小の合子で一具となる高麗青磁の化粧道具の離れです。13世紀という全盛期の作品ですので、発掘品でもそれはそれは美しい。掌にすっぽり収まる愛らしさも魅力的です。合い口に瑕がありますので価格設定も安めです。

御売約

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ひと雨ごとに桜の花弁が溶けて、もうすぐ綺麗な葉を覗かせることでしょう。

今日は杉本健吉先生の絵手紙をアップしました。以前に先生の素描をまとまった形で入手でき、その中に1枚だけ混じっておりました。手紙ですのであえて染みは抜かず、美濃和紙で裏打ちを施しました。手紙の一部ですが内容も面白く、楽しめる作品かと思います。

御売約

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寒の戻りで東京では桜吹雪ではなく雪が舞ったそうな。果たしてそんなことが、という珍な景色に人は色めき、また少し不安になったりするのでしょう。携帯できる電話機にカメラの機能が搭載されてからというものの、撮影禁止の場所でも一斉に「撮影会」となり、電車のロングシートでは全員が「作文」に没頭できる便利な世の中になりました。心の記憶、というものも大事にしてくださいね。

本日は縄文時代の耳飾をアップしました。お洒落に敏感だった縄文人のマスターピースですが、遺品は多くありません。星形の模様に神託の香りが濃厚に漂います。

御売約

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さやさやと優しい春の雨が、桜の謳歌をそっと包み込んでおります。ミスター・ウェットと賞賛された奈良を代表する写真家、入江泰吉は万葉集に学び花を撮り続けた巨人でしたが、露に濡れる葉や石を見つめていると、本来的に日本の美は湿り気とは無関係ではおれない、ということがよくわかります。茶室へと続く路地の清らかさ、拭き清められた茶碗の息づかい。年中「ファイン」を尊ぶ西洋式では、喉が渇いて苦しそう。

今日は乾山の草文茶碗をアップしました。蔓草文の意匠のモダンさは既に200年以上前に構築した乾山窯の目線の高さを感じさせます。薄茶の映りも申し分なく、日本人に生まれたことを誇りに思える美しい茶碗です。

御売約

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櫻の蕾もはち切れんばかり。南海からは雨音が聞こえてきましたが、満開の笑顔を濡らすのはもう少し待ってくださいね。

今日は古染付の網手盃をアップしました。どうぞご高覧下さい。

御売約

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修二会が終わり、春雨さらさら。火の粉を振りまいた練行衆たち、川面の向こう岸で泥のように眠っているのでしょうか。それとも、尽きぬ祈りに今も唱名三昧でしょうか。寧樂というのは、グリニッジ平均時よりもほんの少し、千年ほど遅れて動いているのかも知れません。

今日は白阿蘭陀盃をアップしました。通常はヨーグルトのように真っ白な膚の17世紀の阿蘭陀ですが、これは地中に埋もれて化学変化で黒くなった珍しいもの。カラスの羽のように真っ黒の白阿蘭陀、という語彙矛盾の盃は結構な高値で取引され、昔も今も数奇者に珍重されております。釉の艶も上々、景色も面白く得難い一盞です。

御売約

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花粉の飛散量とともに花のバリエーションも増えてきました。花を生けすぎて、店はバブル期のカフェバーの様相です。

今日は備前の菓子皿を出品しました。今は菓子皿に昇格しましたが、生まれは窯道具、サヤの蓋です。抜けた「牡丹餅」の景色も秀逸、初夏の風情に似合う道具です。歪みは不安感なく、菓子を乗せても片寄ることはありません。

御売約

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修二会が始まり、普段は各地に潜伏している「奈良ファン」が二月堂を目指し、歩きます。いみじくも「二月堂焼経」を作り上げてしまったお松明の行。クライマックスが有名で訪れる人も多いのですが、期間中は毎日行われているのはご存知でない方が多いのです。今月14日まで行われておりますので、是非奈良へお越し下さい。

本日は瑠璃環形水滴をアップしました。朝鮮時代の文房具は人気が高く、その中でも水滴はバリエーションが多いのでコレクションされている方も多いことでしょう。環形の水滴は数が少なく白磁や染付は散見されるものの、総瑠璃はあまり見ません。水滴に限ったことではありませんが、面白いものや変わったものは「一期一会」です。ご高覧下さいませ。

御売約

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まるで三月のような浮かれた天気。陽気に背中を押されて布団を干したら案の定、夜はクシャミと鼻水の流出が止まらず。「鼻水を凍らせて流出を止めたいなぁ」なんて皮肉ってみたところで、てんで効果なし。これはもう、アレしかありませんな。それは「鼻うがい」。試す前は恐々としてましたが、アレレ慣れるとこんなにスッキリ。こんなに簡単で気持ちよい対処法はないのでは。今年デビューしてしまった、あるいはしてしまいそうな方は一度お試しを。

今日は犬筥(いぬばこ)をアップしました。宮家や公家といった上流階級が雛壇に添えたもの。とても小さな愛らしいものです。宮中・公家文化の展覧会で目にした方も多いのでは。

御売約