_DSC0018平成30年最初の出品です。本年もよろしくお願い申し上げます。

美濃唐津の火入です。美濃唐津とは唐津の土を使用して美濃の陶工が製作した焼物です。恐らくは当時都で人気を博していた本歌肥前唐津を試験的に写したのではと思います。美濃唐津の起源については諸説ありますが、その流通量の少なさは異常。伝世のここまでアガリの良い作品は間違いなくミュージアム・ピースといえます。本作は中まで釉が掛かっておりますので筒向付の可能性も否定できませんが、口縁の疵の様子から火入として伝世したようです。美濃の造形感覚と唐津の素材という夢の競演。ここまでの美濃唐津を出品できる可能性は今後限りなくゼロに近いです。この機会にぜひ御検討下さい。

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天高く我肥ゆる。でも美味しいんですよ、御飯が。酒もいわずもがな、です。前向きには冬支度ですが明らかに食べ過ぎですね。

本日は古赤絵小碗をアップしました。かつて宋赤絵と呼ばれたこの手の作品。圧倒的に皿鉢が多い中、酒器や茶箱に使えるサイズの碗が希少です。しかも膚が象牙色、よく呑んでます。これからの季節、土色(土もの)の中に咲く一輪の花として食卓に如何でしょうか。

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早くも金木犀の薫りです。残夏と初秋の間にある光線には心を乱しうる「なにか虚ろなもの」が介在しているように思いますが、その正体を未だつかめないまま今年も秋へと突入してしまいました。風の具合に敏感だった頃の日本人に想いを馳せつつ、今日も秋の恵みをいただきます。

本日は信楽入隅鉢をアップしました。古信楽のような窯中の自然釉にたよらず、明確な意図をもって製作された茶陶信楽の佳品です。先人が取り上げた名物手には遠く及びませんが、それでも信楽の持つ素朴と豪放を内包しながら茶席の器物として輝きをはなっております。当期には魚(とと)の焼き物、春夏には瑞々しいもの、と一器多用できるのもポイント。

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昨年から秋の訪れが早くなった気がします。まだ油断はなりませんが「ストン」と夜が涼しくなる感じは子供の頃の夏のようでどこか懐かしい。今迄の厳しい残暑はなんだったの?という感じですが、嬉しいことです。

本日は織部の蓋物をアップしました。本歌に補作した「コラボ作品」が好きなのですが、これは蓋が織部の桃山本歌、樂家九代の了入が身を補作しております。昔日のよい品を大事にする心が嬉しいですね。桃山伝世の織部の蓋だけでも希少です。

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振り返ると、もう立秋。確かに外は暑いのですが頬を撫でる風が微かに秋を含んできたかな、という感じです。お盆の熱狂的な混雑は去りましたが、大陸の言葉で埋め尽くされているのは相変わらず。然し天平の頃も案外こんな感じだったのかも知れません。

本日は分院の青花明器をアップしました。明器らしいミニチュアサイズの皿ですが、珍しく呉須で桃が描かれています。死してもなお、不老不死を願ったのでしょうか。アガリよく愛らしい作品です。

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颱風一過の奈良。蒸し暑さが戻ってきました。今日は休日でしたので香雪美術館『悉有仏性』後期の展示を拝見。コレクター佐藤氏の透徹した眼を感じられる前期共々愉しい展示でしたが、中でも古瀬戸の印花の壺と春日曼荼羅、水分神社伝来の子守明神懸仏には思わず目が細くなりました。よい気分のまま梅田で途中下車し「ダニエル」のカヌレを購入。自宅で美味しく戴きました。

本日は古瀬戸水滴をアップしました。同時代の水滴は印花の作品が多いのですが、針で突いたようなポップで面白い文様が気に入り仕入れました。二箇所にホツレがありますが釉のツヤも上々、古材を敷いて道端の花を一輪生けるだけでも十分遊べると思います。

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暑中お見舞い申し上げます。側溝の水で脚を冷やす「鹿の冷足」は奈良の風物詩となりつつあります。

本日は志野織部の振出をアップしました。織部の徳利をそのまま短形にしたような愛らしさが信条ですが、鉄絵も豪快でこなれておりミニチュア愛好家には堪らない品ではないでしょうか。頸の呼びは残念ですが色味がよく合っており少なくとも違和感はありません。香煎容れ、一輪挿しとしてもお楽しみいただけます。

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今週初めは韓国はソウルへ出張でした。蒸し暑さも最高潮。体のために?辛いもの、甘いもの、酸っぱいものをたらふく食べた後は冷風の効いた国立中央博物館で眼福。佳い3日間でありました。

本日は古染付の花虫文四方向付をアップしました。古染付は明時代末期の極短い期間に製作されたものですが、案外細かい編年が存在します。無論、後になる方がボディに力感がなくなり、筆も呉須も甘く、見所の虫喰いまで貧弱になっていきます。本品は注文手の厚手作品が作られた盛期のものでボディの力感や筆致等が申し分なく、比較的大きさもありますので薄茶の菓子皿としてもお使いいただけると思います。

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本日は青織部水滴をアップしました。銅緑釉を総掛けにした所謂”総織部”の手の水滴ですが、天面に描かれた謎のペンタゴンが蒼い窯変と相俟って不思議な雰囲気を醸し出しております。発掘伝世にしては状態もよく、職人に鬼更紗の仕覆を縫ってもらいました。日本の文房具を蒐めていらっしゃる方はもちろん、間違いのない美濃古窯、織部の作品を持ってみたいという方にもオススメできます。

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haha

天の川水蔭草の秋風に靡かふ見れば時は来にけり

万葉集

 

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ようやく梅雨らしくなったと思いきや、関西では真夏のような陽射しが降り注ぎ、九州四国では早くも颱風で大地が震える。暦が崩壊、もう滅茶苦茶なことです。

本日は唐時代の金銅蝶番をアップしました。分厚い鍍金に覆われた、ずっしりとした金具は調度品に取り付けられていた品で、その姿形の愛らしさから神護寺の経帙金具と同様、定番の人気を誇る古代金石です。品位高く仕上げられた縞黒檀の装飾板に取り付けられており、モダンな設えに適います。「しっかり時代のある、可愛くて見飽きない作品をひとつ」という方にはオススメできます。奈良国立博物館の学芸部長であられた河田貞先生の旧蔵品。

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