紅葉を経て、冬の街角です。美味しいおでん、このキーワードだけで頬に紅が差すのは私だけではないでしょう。

ブログのアップ前に売約となってしまいましたが、本日は元祥瑞の八角碗をアップしました。「元祥瑞」とは古染付から祥瑞へと至る、プロトタイプの作品のこと。古染付の特長を遺しながらも鮮やかなコバルトやゴマ土の畳付、在銘の高台等、祥瑞の特長を具備した作品です。このサイズは茶碗には中途半端と思いがちですが逆にお茶のみならずコーヒーや割酒にも向き、手にする頻度が高いのも魅力です。

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暑中お見舞い申し上げます。ドロドロの酷暑は週末和らぐそうですが颱風上陸が心配ですね。花火やフェスを予定に組まれていた方は気が気でないでしょう。

本日は茶籠織部の煙管をアップしました。茶籠は中国伝来で日本将来後に茶籠として見立てられた品で締まったサイズ感にて「酒籠」にも向く品。中に仕込む道具をアレコレ考えるのは愉しいひとときですね。織部煙管は使い捨てであったと聞く高級品。窯跡発掘の品が殆どですが中でも本品は綺麗で蔵品に価する品と思います。

週末、私は名古屋で仕入なのですが毎回大雨に見舞われている気が、、。自分が雨男ではない証明をアレコレ取り繕う日々が続きそうです。

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状況が状況だけに盆地である奈良の物見遊山は目に見えて減っていますが、チェックアウトの制限で宿泊施設から放り出された観光客のお気持ちたるや、同情します。多少でも冷房の効いている商店街へ飛び込むのは自然の成り行きかと。もうすぐ側溝で脚を冷やす「納涼鹿」が見れるはず。

本日は難波焼の輪線三角杯をアップしました。大坂の知られざる窯で茶陶を中心に洒落た作品を焼きましたが、短命だったことと先の大戦で焼失してしまったことが悔やまれます。こんなに斬新なカタチでも使い心地は最高!おまけに縞柿の蓋が付属しており替茶器としても使用できます。仁清の作風薫る、垢抜けた佳品です。

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厳しい豪雨にて災害に遭われた方へ心よりお見舞いを申し上げます。関西はそろそろ梅雨明けかと思う今日この頃、既に摂氏37℃と猛暑日を記録しつつあります。最近想うことですが雨の降り方や気温、春〜初夏、秋〜初冬などの中庸の季節の短さがどうも気になります。刻々と変化する世界の在り方同様、大袈裟ですがこれが「生きる」という事なのかも知れません。

本日は胡銅の玄武をアップしました。比較的大きさもあるため元来三具足の燭台の台座部分と思われますが、旧い銅の味わいも含めて非常に魅力あふれる品です。見立の鎮子として如何でしょう。

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梅雨もラストスパート、盆地の奈良らしくスチーミーな毎日です。

本日は初期伊万里の幾何学文筒茶碗をアップしました。茶道具の製作で名高い「百間窯」の作品で、市松や七宝繋などの幾何学文で構成された愛らしい筒茶碗です。「呉須の流れた茫洋とした景色が日本人の心にすっと馴染んでくる」と書くと、欠点を昇華させただけといわれそうですが、本当にそうなのでしょうか。真に茶味のある、初期染付の佳品です。

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6月18日の午前7時58分、大阪を中心とする西日本広範で強い揺れを観測しました。当方としては阪神淡路大震災以来の強い揺れで朝という時間帯もあり少なからぬ動揺を憶えましたが、家族をはじめ店舗に保管してありました品物も全て無事、という僥倖に恵まれひとまずは安堵しております。

自然災害とはいえ本震災で犠牲になった方々にはご冥福を、また縁者の方には心よりお悔やみをお祈り申し上げます。御心配くださり大変励みになる御連絡いただきました方々。まずはこの場を持ちまして厚く御礼を申し上げます。まだ予断を許さない状況下ではありますが、前を向き進んでゆきたいと思います。

古美術 中上

中上 修作

gaga

青花の会/骨董祭が終了し、日常が戻ってきました。入梅するないなや晴天が続く、何ともへそ曲がりな天気が続きます。奈良国立博物館では『春日大社のすべて』展が終了し、次回の『糸のみほとけ』展(繍仏や刺繍經の展観です。必見!)の準備が始まった模様。また本日から東大寺では普段は非公開の本坊にて『古美術からみる東大寺の美』展が始まりました。こちらは今月の28日までと会期が短いのですが、東大寺が持っている二月堂練行衆盤の数枚の他、二月堂焼經の良品等が展示されますのでこの期間に関西へお越しの方はお見逃しなく。

仏鉢

金銅仏鉢(南北朝〜室町時代) 径 185mm

鉄製の托鉢が僧の用いる応量器であるのに対し、本品のような仏鉢は仏前への供物に使用される。中世の作行らしく高さも低く抑えられ、鍛造で比較的厚く仕上げられている。箔の手擦れも自然な味わいで、花の映りもすこぶる良い。

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古信楽旅枕掛花生(室町時代末期) 高 150mm

小振りながら存在感のある旅枕花生。口作りは姥口で、反面にやや濃い緋色を呈し景趣の妙は尽きない。『時代別 古信楽名品図録』(桂又三郎 編著)所載現品。

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金銅宝塔形舎利塔(桃山〜江戸時代)高 270mm

比較的大型の金銅製舎利容器で二重の基壇で方形と円筒形を組み合わせた塔身を支え、相輪を掲げた屋蓋をのせている。近世の遺物ながら鏨彫の線が柔らかく、作行は入念。伝世社寺は不明。

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いよいよ来月『青花の会/骨董祭 2018』が開催、当店も参加いたします。今年は『清夏類聚抄(せいかるいじゅしょう) —様々なもの—』と題し、不快な夏の暑さを忘れさせてくれるような様々な道具を蒐めてみました。茶道具や酒器、仏教美術等、当店が準備したベスト・オブ・ベスト、初出の品ばかりです。御高覧くだされば幸いです。

青花の会/骨董祭

6月8日(金)17:00 – 20:00(*内覧会/青花会員および御招待者のみ来場可能

6月9日(土)11:00 – 19:00

6月10日(日)11:00 – 17:00

会場は神楽坂各所、当店はセッションハウス・ガーデン(2F)にて出店しております。骨董祭の詳細は青花の会/骨董祭のHPを御確認下さい。