南方から到来する水蒸気の塊のせいで、残暑きびしき奈良。ツクツクホウシに秋の便りを認めれば、心は食欲に支配されるダメ人間は私です。

本日は藍九谷双鶉文皿をアップしました。可愛い鶉が二羽、余白を生かして佇んだ図柄は、まさに倭人のための器。使ってよし飾ってよし。「この皿、昔は高かったな〜」と惚ける風情は秋近し。

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青花の会骨董祭 2020 出品 9

小経筒+埋葬経断簡(平安時代・12世紀)

H. 14cm/ Sutra W. 110cm
Small sutra container with sutra remains,
excavated from sutra mound (kyozuka)
Bronze, Ink on paper
Heian period, 12th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 8

金銅 阿弥陀如来坐像(平安時代・12世紀)

H. 7.5cm
Seated Amitabha
Gilded bronze
Heian period, 12th century

青花の会骨董祭 2020 出品 6

ローマングラス 長頸壺(ローマ時代・2 – 4世紀)

H. 8.5cm
Glass
Small vase
Rome, 2 – 4th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 5

堆朱 銚座(清時代・17世紀)

D. 11cm
Carved lacquer small plate with design of bird and flower
Qing dynasty, 17th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 4

宣徳銅 獅子形印(明時代・15世紀)

H. 4cm
Seal
Bronze with lion design
Ming dynasty, 15th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 3

鉄地金銀象嵌 重ね本形香合(朝鮮時代・19世紀)

W. 7.3cm
Incense Case
Iron with books design in inlaid gold and silver
Korea, Joseon dynasty, 19th century

青花の会骨董祭 2020 出品 2

青磁 象嵌唐草文油壺(高麗時代・13世紀)

D: 7.3cm
Oil Bottle
Celadon with inlaid scroll design
Goryeo dynasty, 13th century

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東京国立博物館が蔵する東洋美術の逸品が、新たな美術書として結実しました。撮影は写真家の 六田知弘氏。六田氏はシトー派のロマネスクを切り取った写真集『石と光』をはじめ、2014年に大阪市立東洋陶磁美術館で開催された『蓮-清らかな東アジアのやきもの × 写真家・六田知弘の眼』の展覧会でも知られる写真家で、今春には慶派をはじめ宗教美術の真に迫った展覧会『仏宇宙』が相田みつを美術館で開催されたことが記憶に新しく、美術の分野を中心に数多くのキャリアを重ねられております。

今までの国立博物館の史料(図録等)はどちらかというと学芸員目線、つまりフラットで陰影を限りなく排除した写真が用いられ印刷や編集などにも残念な点を感じていたのですが、本書は東京国立博物館のオフィシャルな作品集でありながらもアートブックとしての矜持があり、六田氏の優れた美意識と鋭い目線で切り込まれた写真には古美術愛好家を自認する方にはおもわず唸ることうけあい。そっと手で触りたくなるような柔らかさにみちていながら、墨の濃淡や漆の断文など単眼鏡でみるような鮮烈さをも併せもっております。美術品が展示会場でみせる<あるべき貌>をレンズに透過しつつ、深遠な六田氏の世界観が表現された、購読必定の一冊です。

いつしか秋も深まり、道にはきれいな絨毯が敷かれるようになりました。今年の正倉院展も終盤、完全予約制がよいのかは議論の分かれるところですが、相当観やすかったようです。やはり例年が混みすぎなのですね。

本日は久々の出品。志野水滴を御覧下さい。ほぼ類例のない形ですが、紛れもなく志野。塁座で装飾するなど仕事も細かく、なんといってもこのサイズにシビれました。状態がよいので実用も可能でしょう。

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秋の台風が到来。暴風雨の中、アップしております。くれぐれも皆様お気をつけ下さい。

本日は東大寺古材垂撥を出品しました。よく枯れた風情から優に鎌倉時代くらいはありそうですが、折々の造替で出てきたのでしょう。小振りなサイズですから小さな掛花に適しています。

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