『仏は常にいませども』古美術と花と中世のうた「梁塵秘抄」より

山本野人 著

目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集を刊行致します。

平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠まれています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。

山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描かれています。

自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です(宣伝文より抜粋)。

 

当店にて販売しております。ご購入希望の方は、サイト下部のお問い合せフォームよりご注文ください。

定価 7,700円(消費税/送料込)

 

完売しました。多数のお問合せ有難うございました。

 

粉板

出版社のマガジンハウスが運営するウェブマガジン「dacapo(ダカーポ)」の連載が更新されました。連載を開始してから早くも16回目を数えました(過去の拙文もアーカイブされているようですのでお暇な方は遡ってみてください)。

今回は開店案内のDMにも使用した白磁の水滴と紙の粉板を紹介しながら、幼少の頃へレイドバックしています。お前さんのレイドバックはともかく、粉板とは何だ、とお思いの方は、ぜひご一読ください。

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開店まであと3日。毎日ヒーヒーいいながら準備はいよいよ佳境へ。出来ることからゆっくり、確実に。気持ちの上では解ってはいるのですが、なかなか。しかし、ボケボケした店主を尻目に店内装が完成!いや、素晴らしいのなんの。漆喰の展示スペース、昼は光を拡散し夜は光を吸い込む。トテモキレイナンデスヨ。

奈良国立博物館では、毎年恒例の正倉院展が始まりました。今回の目玉は23年ぶりに公開となる「漆金薄絵盤」。奈良が一番込み合う時期です。

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古美術 中上の開店案内のDMはこんな感じです。写真は朝鮮王朝時代後期の分院手の水滴で、その形から「膝」と呼ばれているものです。天部の染みがまるで鶴の首のようで、偶然の産物ですが一編の物語が生まれそうな様相です。

一般的に「欠点」と呼ばれる部分にこそ、愛すべき理由や愛おしさを感じるのはモノもヒトも同じなのだな、と感じる次第。

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内装工事もいよいよ終盤。今日から壁の左官が入っております。そして、玄関には看板が付きましたので限定公開!少し解りづらいと思いますが、ステンレスの切り文字です。山口信博氏に作っていただいたロゴをそのまま起こしました。

また少し店の顔のパーツが増えて、いよいよ身が引き締まります。

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古美術 中上のロゴはいたってシンプルですが、明朝体をベースに色んな仕掛けを施してあるそうです。

ロゴのデザインはグラフィック・デザイナーであり折形デザイン研究所を主宰する山口信博氏。シンプルな中にも漢字の持つ強さとしなやかな気品を感じており、大変気に入っています。

これから長い付き合いとなるだけに、このシンプルなロゴに胸を借りるつもりで精進して参ります。

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内装工事が始まって一週間。早くも形が見えてきました。お店自体は二階ですのでエントランスをくぐり、階段を上がっていただくと写真のような景色が広がります(障子は取り払う予定ですが)。

二階からの素晴らしい景色(借景?)を眺めていると、やはりここは東大寺管内に位置するのだなぁ、と感じられます。どうぞお楽しみに。

開店は11月2日(土)の午前11時です。

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店舗は近鉄奈良駅から奈良公園方面に歩いて10分ほど。国立博物館の目の前にあります。今までは建築関係の事務所と雑貨店がテナントに入っていたそうで、外装はシックにまとめられています。

今は内装工事に着手し、日を重ねるごとに「お店らしく」なってきました。まだ看板も何もありませんが、奈良公園へ行かれる際はご覧になってください。

住所は、奈良市登大路町 57-5です。