今日は快晴。日に日に秋が深まります。本日は志戸呂窯の筒向付をアップしました。現在の静岡県島田市で開窯された志戸呂の歴史がふるく、室町時代にまで遡ります。桃山時代には美濃より陶工が移り住み、遠州好みの茶陶を焼いた「遠州七窯」のひとつに数えられます。

この筒向付はいかにも遠州好みの作品で、同時代の高取焼とも雰囲気が似ています。今様に湯呑みとして、また麦酒なども美味しそうです。

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お待たせしすぎたかも知れません。久々にfufufufu,comに品物をアップしました。漸く「これならば」と思える品を入手しましたので、皆様に御覧いただきます。

七宝香合。明時代の古七宝です。華やかでありながらどこか寂しげでもあります。薄く小さい香合ですが、ずっしりと手重りします。持蓮華残欠。銅製で入念な出来ばえ。緑青の色味もよく残欠とはいえ見逃せないものです。

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fufufufu.com/今日の一品

本日は高麗青磁筒形盞をアップしました。

http://www.fufufufu.com/product_detail/detail/productid/31898/

白黒象嵌で菊と唐草文を配した、高麗青磁らしいお洒落な筒です。高麗青磁としてのアガリも合格点。しかも無瑕であることを加味すれば、この価格で購えるのはお得といわざるを得ません。

永年茶道具として活用されていたようで、その清潔感にくわえて整った次第も魅力的。時節の麦酒に麦茶、ちょっと頑張って日常使いとされてください。

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今日の感染者は●人だ、ワクチンが足りない、と騒がしいことでございます。世俗から離れることはなかなか叶いませんが、心だけは日常からとおく放してみたい、と想う今日この頃です。

久々の出品は絵志野の向付です。絵上がり、長石釉の発色ともにやわらかく、桃山時代の美意識を掌でお感じいただけます。共直しはあるものの見た目にさほど違和感なく、茶事はもちろん普段使いにも御利用いただけます。

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寒中お見舞い申し上げます。

令和3年の初出品は、古染付の三角香炉です。ちいさな香炉で銀火屋をはずせば蓋置にもなる一粒で二度美味しい古染付ですが、なんといっても淡雪のように白いアガリと青々とした呉須で描かれた三面の吉祥文(+幾何学文)、その器形とあいまって殊に愛らしい作品です。時折こちらの想像を裏切るような作品に出会えるのが古染付の魅力でもありますが、このような小香炉をみるとその感慨をあらたにする心持ちになります。

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青花の会骨董祭 2020 出品 14

七宝水滴、引き手(江戸時代・17世紀)

W. 4.6cm (top)
A catch and water drop, choisonne (Shippoyaki) type
Copper
Edo period, 17th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 12

染付水馬香合(明時代・17世紀)

W. 4cm
Incense container, porcelain painted with underglaze blue; design of horse, kosometsuke type
Ming dynasty, 17th century

青花の会骨董祭 2020 出品 5

堆朱 銚座(清時代・17世紀)

D. 11cm
Carved lacquer small plate with design of bird and flower
Qing dynasty, 17th century

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青花の会骨董祭 2020 出品 3

鉄地金銀象嵌 重ね本形香合(朝鮮時代・19世紀)

W. 7.3cm
Incense Case
Iron with books design in inlaid gold and silver
Korea, Joseon dynasty, 19th century

東京国立博物館が蔵する東洋美術の逸品が、新たな美術書として結実しました。撮影は写真家の 六田知弘氏。六田氏はシトー派のロマネスクを切り取った写真集『石と光』をはじめ、2014年に大阪市立東洋陶磁美術館で開催された『蓮-清らかな東アジアのやきもの × 写真家・六田知弘の眼』の展覧会でも知られる写真家で、今春には慶派をはじめ宗教美術の真に迫った展覧会『仏宇宙』が相田みつを美術館で開催されたことが記憶に新しく、美術の分野を中心に数多くのキャリアを重ねられております。

今までの国立博物館の史料(図録等)はどちらかというと学芸員目線、つまりフラットで陰影を限りなく排除した写真が用いられ印刷や編集などにも残念な点を感じていたのですが、本書は東京国立博物館のオフィシャルな作品集でありながらもアートブックとしての矜持があり、六田氏の優れた美意識と鋭い目線で切り込まれた写真には古美術愛好家を自認する方にはおもわず唸ることうけあい。そっと手で触りたくなるような柔らかさにみちていながら、墨の濃淡や漆の断文など単眼鏡でみるような鮮烈さをも併せもっております。美術品が展示会場でみせる<あるべき貌>をレンズに透過しつつ、深遠な六田氏の世界観が表現された、購読必定の一冊です。