青花の会骨董祭 2022
今年も青花の会骨董祭に出店させていただきます。今回は” Tsukumo ”という企画展を開催するのですが、初日(10日の内覧会含む)の「付喪(つくも)」は文房具を中心とした古美術の小特集を、2日目(最終日)は「白(つくも)」と題しまして昨年逝去された不世出の造形作家、黒田泰蔵氏の作品を展示販売いたします。
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Day 1「付喪」
室町時代に編纂された『付喪神絵巻』は、年末の大掃除で道端に厄払いされた古道具が精霊を得て妖怪に変身し、人間を襲い惑わすという物語です。享楽の限りを尽くした道具の妖怪も結局は真言密教の法力により成仏するのですが、真言宗の教えを説く縁起であると同時に「モノを大事にせよ」と子供の心に植えつけるための教科書の側面もあったのではないかと考えます。
骨董祭1日目は、付喪神たちに骨董愛好家たちをたぶらかしてもらおう、という趣向です。旧い文房具を主軸とし、古代から近世の珍器を展示いたします。ここでは初日(10、11日)に出品する6点の作品をご紹介します(写真を押下することでお品の詳細を御覧いただけます)。
6月10日(金)17-20時(この日は内覧会です)
6月11日(土)11-19時
会場 √K Contemporary(東京都新宿区南町6)