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先日は山口県岩国市に行って参りました。錦帯橋をはじめ豊かな自然と溶け込む街並が素晴らしく、岩国の町づくりに貢献された明からの帰化僧、独立性易(どくりゅうしょうえき)の消息や岩国に足跡を残し現在は対馬におられる小林東五先生の作品にも多数触れることができ、眼福とともに秋風が頬に優しい2日間でした。

本日は染付唐子人形をアップしました。類品として石洞美術館で開催中の『古染付』展の第一期にも展示されていた古染付唐子一対がありますが、景徳鎮の唐子人形はあまり目にすることはありません。唐子の表情が写実で「こわ可愛い」感じが否めませんが、石洞本に先駆ける作例として希少なものです。

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猛暑酷暑も立秋を過ぎれば、夏を惜しむ気持ちになる。それが季節というものだが、其の事がどれだけ「和」の心に影を落とし続けている事か。蚊に刺された二の腕を掻きながら、気持ちは徐々に彼岸へと向かう。

本日は黄瀬戸酒盞をアップしました。油受けによる「見立て 盞」なので少し小さめだが、桃山あぶらげ手の黄瀬戸を愉しむに過不足はない。黄味たっぷりのカステラ色は殊のほか柔らかく、夜の深まりとともに手に取りたくなる一盞と思う。

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夏野行く牝鹿の角の束の間も妹が心を忘れて思へや 万葉

昼は夏枯れの奈良、夜は電飾で着飾った春日の参道を目指す人々で賑わいます。当然、歩道は肉を焼く煙とゴミが充満。風情という言葉を愛し、また行動に移せる人は何処へ行ったのでしょうか。

本日は2点、紅毛染付盃竹香合をアップしました。両者とも夏の風情を愉しめる古作にして、静かな驚きに満ちた佳品です。

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大暑を迎え、いよいよ猛暑と思いきや関東地方では冷夏のごとく。出張は楽でよいものの、水不足は心配ですね。同じゲリラ豪雨が降るなら街にではなく山間に降ればいいのに、と思いますがゲリラ豪雨はいわば「人災」ですから、街が対象なのでしょう。また山間に降ったら降ったで早期開梱の森は根が浅く、大量の雨水を貯えることなく地滑りだけ起こってしまう。なかなかうまくいかないものです。

さて今日は古瀬戸水滴をアップしました。恐らく最小サイズの水滴ですが、印花文、窯変、土味など見所に尽きません。瑕多めですが、座辺に転がしておくだけで客人に「おっ」といわしめる中世古窯の佳品です。

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拙宅が蒸し風呂のようであります。心頭滅却、泰然自若の末、茫然自失。白桃味の氷菓子を食べようか、茶の心で。

本日は古染付海鼠香合(蓋:楽了入)をアップしました。過日、古染付×旦入のコラボ作品を扱いましたが、今回は了入(楽家九代)です。欠損した蓋の代わりに楽焼で補うという手法(というか心優しさ)に、現代の我々が見失ったものが透けてくるようです。色味のマッチ具合も絶妙、海鼠の形とも相俟って愛らしき品です。

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今日は店休日で大阪へ用事出かけておりましたが「梅雨明けたんじゃないの?」という程の熱波でした。韓国への送金では「マイナンバーが必要なんです」と懇願され撃沈し、墓参りでは迷子になり摂氏35℃の中をとぼとぼ。今日はツイてない!と思いながら、帰りに駅ナカでゴキゲンな白あんの御座候を、と思いきや売り切れ、、、やっぱり今日はツイてない、、。

こんな日は冷たいやつを吞むしかありません。今日は斑唐津の片口をアップしました。発掘の品で片側が歪み、ヒッツキもありますが却って持ちやすく、酒徒には堪らないと思います。仕込も丁寧で大事に伝世しました。念のために申し上げておきますが「古高取の」斑ではありません。正真正銘の本歌です。ベストサイズの斑唐津の片口は大変に希少ですので、是非御検討下さい。

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加齢による代謝力低下と慢性的な運動不足で躰が重くなってきたため、話題の糖質オフダイエットを実行中。夕食のみ炭水化物や糖質の多い食物を控える、いわゆる「プチ」オフなのですが、猿投の三叉トチの箸置きを使うと日本酒を呼びたくなるので困ってます。

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英国に大変な結果が下された。問題は山積しているが、民意で成し得たものなのでどうか良い方向へと進んで欲しい。特に移民との共生は世界に突きつけられたテーマ。多様性を認め合える時代を切に望む。

今日は独楽香合をアップしました。元は東南アジアの民芸品ですが、茶人の見立てにより伝世しました。色漆は透けてトロトロになり、竹のボディは得もいえぬ味わいに育っています。良いものは時代も人種も超える。そのシンプルな価値観はもっと共有されてよいと思う。

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降ったり止んだり、泣いたり笑ったりの平凡な梅雨の日々です。昨日はあいにくの雨でしたが、道具屋料理屋写真家庭師茶屋寿司職人仲間を巻き込んでの勉強会。夏至の夕刻、ソース臭い京の街を歩くのは乙なものです。

本日は青磁八角盃をアップしました。茶席でお出しする石盃はなぜか「唐津の筒」「古染付ネジ盃(或いは祥瑞)」「美濃六角」「乾山」そして「青磁八角」あたりが喜ばれるようです。それは長い試行錯誤の中で生まれた<結果>であり、眼の肥えた茶友をもてなす<心>なのかも知れません(短絡的に「ブランド」と揶揄するなかれ。これもひとつの「道」なのです)。七官青磁のつるん、とした口当たりと爽やかな色味で味わう冷たい甘露。暑き夏を乗り切るために、眼福と参りましょう。

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麦酒の恋しい(おいしい)季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。焼き鳥セットの背徳か、プリン体オフの新世代か。人間だもの。なかなか悩みは尽きないものです。

今日は真清水蔵六の輪線文盃をアップしました。幕末明治の作と侮るなかれ。希代の名工による古伊万里写しですが、線に迷いなく愛らしいものです。呉須の色も爽やかで◎。

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