お水取りが始まっていないのに、春爛漫の奈良です。梅はもちろん、日当りのよい場所の桜が少し開化しているのには驚きました。

本日は古染付蛤香合をアップしました。春を感じさせる意匠ですが、遠近感の捻れた山水画も愛らしくオススメです。実物の蛤とほぼ同じ大きさゆえ茶籠向きではありますが、香合コレクションに如何でしょうか。

お陰様で完売しました。御覧いただき有難うございました。

世界で新型のウィルスが猛威をふるっておりますが、奈良も例外ではありません。「インバウンド」という単語が一般的になる前の、冬の奈良の景色が戻ってきました。この状況を喜ぶべきか憂うべきか迷うところですが、なにより感染が拡がらないことを願うばかりです。

本日は古高取汁次(片口)をアップしました。所謂「遠州高取」と呼ばれる茶陶の一ですが、驚くのがその器形。推測するに当時招来されてきた洋食器(ピッチャー)を写したものではないでしょうか。容量も一合丁度でこれからの季節、冷酒には最高の友となります。おまけに(?)塗の割蓋も付いており替茶器としてもお使いいただけますので用途の広さも魅力でしょう。もちろん伝世品で気持ちよくお使いいただけます。

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ただ今、尾張へ出張中。仕事を頑張ったあとは美味しい名古屋メシ、といきたいところですが今日は全豪オープンの中継を観るために並製の拉麺をたいらげ、ホテルへと急ぎます。

本日は高麗青磁皿をアップしました。中国の宋磁を想わせる、シャープな12世紀の作です。裏は米色に窯変していますが綺麗な萌葱色を呈し、気品ある高麗官女を彷彿とさせますが、どんなにデコラティブな作品でも盛期(12〜13世紀初期まで)の高麗青磁はやはり、どこか女性の持つ優美さをたたえています。

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いつも当店ウェブサイトをご利用いただき誠にありがとうございます。この度、お客様により安全に閲覧していただけるようHTTPS化(常時SSL)に対応致しました。

常時SSLとは、ウェブサイトの全てのページをHTTPS化(SSL / TLS暗号化)するセキュリティ手法です。これまではお問合せフォームで個人情報を送信する際、重要な情報をやり取りする場合に通信を暗号化する方法が用いられてきましたが、これをウェブサイト全体に広げたのが常時SSLです。

当店ホームページのブックマーク・アドレスを以下へ変更していただけますと、今後もより安全にホームページを閲覧していただくことが可能です。ご面倒様ですが何卒皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

https://nara-nakagami.com

古美術 中上 中上 修作

令和2年の初出品は古染付の花唐草文茶碗です。江戸初期、遠州公の時代に人気を博した舶来物といえば井戸、唐物(磁州窯等)、そして安南も指折られるべきでしょう。本作は安南の染付茶碗をベンチマークとした一碗ですが、なかなかユニークなアプローチで当方は初見の品です。当時いかに本歌の安南茶碗が少なく、高価であったことの証左となり得る品ではないでしょうか。古染付らしいほのぼのとしたタッチや極上のアガリも嬉しく、新春に相応しい茶碗かと思います。

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太陽の位置が低くなり(この表現が正しいのかわからないのですが、明らかに窓から射してくる光が低い)軸を吊るための壁に直射してくる。古写経が焼けないよう閉店時にしめるカーテンを用意するも、まるで昼間から休んでいるようで心持ちが悪い。

本日は細見古香庵旧蔵の平安朝蓮弁香合をアップしましたが、すぐに売れてしまいましたので詳細はウェブを御覧ください。残欠とはいえ平安前〜中期の彩色蓮弁は希少です。

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秋が戻ってきたかのような爽やかな陽気が続いているせいか、照葉を終えた店裏の桜が咲いてしまいました。紅葉と白い桜花の珍なコラボレーション。不思議な風景です。

本日は西大寺古材敷板古染付笹文香合をアップしました。西大寺古材は鎌倉時代の毘沙門堂のもの。古美術店では店の備品として取り扱われることが多く、販売されることが余りありませんので小さくとも希少です。古染付笹文香合は『香合番付』にも掲載されておらず、また私自身も初めて見る形で珍しいものです。アガリも素晴らしく、また愛情に溢れた次第も嬉しい。

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急に冷え込む奈良。令和最初の正倉院展も今週(14日)までとなりました。年々秋は短くなっても照葉が麗しく鹿の「キョーン」という寂しい鳴き声がこだまする春日野です。

本日は八代(髙田焼)の俵茶碗をアップしました。俵茶碗といえば萩焼の代名詞のようなものですが、造形の愛らしさに加え縁起のよい形ですので、細川の殿様の眼に留まり写されたのでしょう。椿の象嵌や吸付くような手取りも嬉しく、これからの季節に真向きな一碗です。

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奈良では「正倉院展が始まるとお正月の準備を始める」というと本当だと思うでしょう。でも実感としてはその通りで、12月の御祭りなんかは「ゆく年くる年」の心情です。

本日は阿弥陀如来坐像掛佛をアップしました。大振りで重厚な鎌倉期の作品ですが、地方作ゆえ古拙な雰囲気に満ちております。お顔やプロポーション等には藤原期のよすがを感じさせ、白色系の鍍金にも一連の経塚遺宝を想起させます。真に魅力ある掛佛です。店に展示して御座いますので秋の散策がてら、また正倉院展と絡めてお立ち寄り下さい。

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